…というわけで、
この記事で最後に告知した通り、歴代女神転生シリーズについて書きます。
しかも超私的です。
振り返りと言っても、ただシリーズを事後報告のように列挙していっても、それはWikipediaでOKって話になるだけじゃないですか。
なので、ランキング形式にして、なおかつ1つ1つのナンバリングタイトルに注力していきたいと思います。
なぜこのような形式にしたか…
それは
☆真・女神転生
☆女神転生外伝 ラストバイブル
☆魔神転生
☆デビルサマナー(葛葉ライドウ)
☆ペルソナ
☆真・女神転生デビルチルドレン
☆DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー
☆デビルサバイバー
シリーズが多すぎるんです。いくら私がアトラス信者と言っても全シリーズの全ナンバリングタイトルを網羅しているわけじゃありませんし、ぶっちゃけゲームとして微妙で紹介するのにモチベーションが上がらないタイトルもあります。
何より全部やったら間違いなく長すぎてダレます。
と、いう理由もありましてランキング形式を取らせていただきました。
あくまで、ランキングが高い作品ほど思い入れが個人的に強い作品ということです。
あくまで私の独断と偏見による超私的メガテンランキングベスト10!
それではまずは10位から発表ッ!
…の前に。
女神転生とは?
原作は小説
西谷史の小説シリーズ『デジタル・デビル・ストーリー』が全てのおおもと。
その記念すべき1巻のタイトルが「女神転生」、それが今まで脈々と継がれているというわけであります
とはいえ、原作に忠実だったのは1作目「デジタル・デビル物語 女神転生 」のみ(しかもこれも原作のIF設定)で、後のシリーズはほぼ設定は引き継がれていませんけどね…
ちなみに原作小説は私が高校生の頃に、友人が貸してくれたものを読んだことがあります。まさしくあの時代のSF小説って感じで非常に面白かった記憶がありますね…
プレミア付いてたらしくて、12000円くらいで買ったって言ってましたけど。
今はそんなに高くないはず…?
興味のある方は読んでみると良いと思います。
「非勧善懲悪」
古今東西の神々・悪魔など、テーマが宗教と密接につながっているわけですから、必然哲学的で難解なストーリーとなっています。究極的な話、哲学は「神は存在するか」が至上命題であるくらいですからね。そら難しいわ(私はこのテの論題は大好きだけど)
「神は正義とは限らない」これがこのゲームの特徴です。逆に言えば「悪魔は悪とは限らない」ともいえるわけですね。
神(Law)は聖書にもある通り、絶対的で唯一無二の存在ですが、時には極めて残酷な決断も下します、箱舟の選別などが有名どころですかね。何より恐ろしいのが神は絶対なので信奉を強要され、まったく疑うことが許されないということです。そして従わないものには徹底的な弾圧を加える傾向にあります。現実世界の宗教戦争と全く同じ構図ですね
悪魔側(Chaos)はといえば暴力的で弱者を虐げ、まさに時は世紀末状態ですが、縛られるものがなにもなく、自由を謳歌しています。ただし弱いものは生き残ることが出来ません。完全な弱肉強食なのです。なので弱い人間は基本迫害されます。
そしてこれはどちらが悪く、どちらが正義とは完全に答えを出すことが出来ないのです。それこそプレイヤーの感じ方それぞれってことです。まあライドウやペルソナ3、4のように時代が経つに連れ完全な勧善懲悪モノも増えますが、おおもとの「女神転生」系列のシリーズはこんな感じです。
基本的には終末論的な世界観
つまりヒャッハーってことです。
悪魔が核を落として地球は核の炎に包まれた状態にしようとします
…さて、そろそろ参りましょうか。
超私的メガテンランキングベスト10ッ!
まずは10位からッ!
※ちなみにストーリー等はWikipedia等から抜粋しています
- 女神転生とは?
- 10位 ペルソナ2 罪・罰(PS、PSP)
- 9位 デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王(PS2)
- 8位 ペルソナ4 ジ・アルティメットイン・マヨナカアリーナ(PS3)
- 7位 デビルサバイバ―2(DS、3DS)
- 6位 ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス
- 5位 真・女神転生 STRANGE JOURNEY(ストレンジ・ジャーニー)
- 4位 真・女神転生
- 3位 ペルソナ4
- 2位 真・女神転生III NOCTURNE
- 1位 ペルソナ3
- 同率1位 ぺルソナ5
- 名作揃い踏み
10位 ペルソナ2 罪・罰(PS、PSP)
「罪」と「罰」で前後編となっており、一応別々のナンバリングです。
ストーリー
海に面した大都市である珠閒瑠市では、とある噂がまことしやかに流れていた。周防達哉が通う高校である「七姉妹学園(通称:セブンス)」の校章を身に付けていると顔が崩れてしまう。自分の携帯電話から自分の携帯番号へ掛けると、夢を叶えてくれるという怪人・ジョーカーが背後に現れる。更には街に流れている根も葉もない噂が現実化してしまう。
「ジョーカー様」と呼ばれる儀式を行ったことがきっかけで、ジョーカーに深い恨みを抱かれていることを知った周防達哉たちは、彼に恨まれる原因となった過去を思い出すために、ジョーカーから差し向けられる悪魔たちと戦っていくことになる。
衝撃的なストーリー展開
私はPSPのリメイク版ではなく普通にPS版を買ってプレイしたのですけれど、非常に衝撃的な展開が多かった。
特に「罪」。
…いやホントに。凄かったですよ。もう滅茶苦茶だったと思います。
例を挙げれば、「アドルフ・ヒトラー」が実名で「ラスト・バタリオン」を率いて、しかも「ハーケンクロイツ」を掲げて街に攻めてきます(!?)
更に偉大なる相当閣下はロンギヌスの槍を武器として使用します(!?!?!?!?)
…まあ欧州ではなく日本だから出来ることですね
某ガンカタ吸血鬼漫画でも作者からしてナチス好き公言してますしね
でもねえ
私やっぱりナチスは極悪非道ってイメージのままで良いと思いますよ
まずやり方からして気に食わない。ホロコーストとかは置いといて
ハイルで有名な「ナチス式敬礼」、「ハーケンクロイツ」、そして「総統というカリスマ」。カッコいいと思っちまうのは仕方のないところでしょう。男はみんな脳がシビれてイっちまってたんですよ、まさしく洗脳だ
…おっと、話が大きく逸れた。酷い脱線の仕方ですね
ちなみに、この記事用にヒトラーがヱヴァのロンギヌスの槍を持ってるコラを作成しましたけど、出来が酷過ぎてお蔵入りにしました(←!?)
昇華する「罪」、そして真実の「罰」。
…ォッホン。
基本的に「罪」は鬱展開、衝撃的展開が多いですが、この空気感は悪くありません
そしてそれは「罰」でカタルシスを得るための好材料たりえるのです
鬱屈とした前作のプレイ感を昇華させるためにも、「罪」だけプレイして終わるってのはあり得ない選択肢かと思われます。
それはただ後味悪い感じで終わってしまうかと。ラストまで行きついた時の達成感たるや…
私はストーリー重視でそこまでやりこまなかったのですが、あまりにも衝撃的なシナリオ性から10位に選ばせていただきました。
9位 デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王(PS2)
腐女子に人気なライドウさん。
ストーリー
大正二十年。帝都では「運」にまつわる噂が広がっていた。ある者は幸運に恵まれ、またある者は不運に苛まれる。その噂が広まるにつれ、やがて運の格差が生じ、人々の心は暗い影へと落としていた。そんなある日、ライドウと鳴海の下に妙齢の女性が一件の依頼を持ち込んでくる。依頼を進めるにつれ、ライドウ達は帝都から遠く離れた、古き因習に縛られた寒村へたどり着く。そこでライドウ達は、帝都に大きな危機が迫っていることを知る…
めくるめく大正浪漫!
ライドウシリーズの第二作目。
大正時代をモチーフにした舞台感が特徴。サクラ大戦やるろうに剣心の例が示す通り、この時代というのは何か想像力を掻き立てられるものがありますな
そうえですね、このゲームを一言で表すなら「戦う金田一耕助」。横溝正史好きな方ならなんとなくイメージしてもらえると思います
この時代ならではの迷信や地元特有の風土・慣習が背景にあるものと思われます。このミステリ感は、『ペルソナ4』にも通ずるものがありますね
…いや火曜サスペンスか?
アクションRPG
鬼武者…ちょっと違うかな?
とかくそんなイメージでよろしいかと思われます。
ただ、シナリオの問題でちとセリフや説明が多く、ダレる。アクションの爽快感を殺してしまっているような気がするのがBAD。
メガテンが基本こんな感じだからというのもある。
小説好きな人にお薦めしたい
面白いですけど、そこまで万人向けってわけでもないでしょうね…
私としては、少し中途半端な感じかなと思いました。しかし、じっくりとストーリーを楽しみたい人にはお薦めできます。デビルメイクライのようなアクション要素は無いのであしからず。
8位 ペルソナ4 ジ・アルティメットイン・マヨナカアリーナ(PS3)
お祭りゲー。
ストーリー
世間を騒がせていた稲羽市の「怪奇連続殺人事件」が解決し、三年生に進級した鳴上は2012年5月、ゴールデンウィークを利用して再び稲羽市に再訪した。町では新たな噂で持ちきりとなっていた。それは雨の夜、消えているテレビを覗くと見えるという不思議な番組『P-1 Grand Prix』であった。『決死の格闘ショウ』と名打たれた番組では、出場選手としてでっち上げられた自分達の姿と、普段と装いの違うクマの姿があった。
マヨナカテレビ内のクマとの連絡も途絶え、かつての『自称特別捜査隊』の面々も相次いで失踪。残ったメンバーと共に事件を解決するべく、彼らは再びマヨナカテレビの中にダイブする。一方、桐条家と警視庁の協力により結成された特殊部隊『シャドウワーカー』の部隊長を務めていた美鶴は、原因不明の再起動を遂げたラビリスの捜索・回収を行うべく、かつての特別課外活動部の面々を招集し、手掛かりのある八十稲羽を訪れる。
ペルソナ4のキャラ同士が戦う格闘ゲーム
2011年にアニメ化も成功し、ノリに乗った『ペルソナ4』を「乗るしかないこのビッグウェーブに」
と酷使することに決めたアトラス
その先鋒として登場したのがこの格ゲーだッ!
…格ゲー?
この時期のP4推しは凄かった
ちなみに私はこのゲームをシナリオ目的で買いました。なので対人対戦は一切しておりません。でも普通に格闘ゲームとしての評判も上々。
それにしても、ペルソナ4がアニメ化されてからのメディア展開は凄まじかったですね。1年もしたら鎮火しましたけど、アトラス(いやこの時期はインデックスか?)はとにかくペルソナ4を中心としたゲームばかり出していました。機会損失を許さない企業の鏡
しかしペルソナ5が出るまでの時間稼ぎには充分なりましたね…
一度ヒットすると二度三度美味しいのがこの業界の魅力ですな
ストーリーだけでも楽しめる
私は格ゲーが苦手です、というか食わず嫌いしてます。なのでこのゲームは買わないつもりでしたが、P3のキャラが参戦するとのことで急遽購入した経緯があります。
結果として成功ですね、ストーリーだけでも十分面白いです
しかしですね、特定の層に過剰に媚び始めたのは非常に気に食わなかったです。
例えば主人公のキャッチコピーが「鋼のシスコン番長」ですよ、まあペルソナ4はメガテンからは一線を画しているゲームなのでとことんライト層向けに作られていますし、それを前提としてとやかく言うつもりはありませんが、二次設定をそのまま使うってのはどうかと思いますよ。あくまで線引きがあり、その距離感が心地よい感じだったのに、まるで住居に土足で踏み入られた気分です。
…まあ仕方のないことですけれどね
ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド (通常版)
アトラス 2014-08-28
これは続編です
7位 デビルサバイバ―2(DS、3DS)
ストーリー
平和な日本を突如襲った危機。悪魔を使役する力を得た主人公達・13人の悪魔使いは、謎の侵略者「セプテントリオン」と戦うことになる。しかし極限状態に追い込まれ、次第に仲間達との軋轢と対立が起こる中、主人公は未来への決断に迫られる。残された時間はあと7日間。
アニメ
ヒロインの胸しか見どころがない。
パチスロ
産業廃棄物
冗談はさておき
ゲームは疑いようもなく良作。面白かったです。
やはり雰囲気は昨今の流行に合わせていますが、メガテンらしいダークなところはしっかり抑えてあり、携帯電話で悪魔召喚を行うという戦闘方法は、ある意味原点回帰でわかりやすい。
「悪魔召喚プログラム」が悪魔召喚アプリとして登場するという、実に画期的なもの。
そこまで難易度が高いわけでもなく、キャラデザも非常に良い。女キャラはメガテンの中でもぶっちぎりで可愛い
メガテン初心者にお薦めできるゲームの1つです。あとヒロインの胸がでかい
6位 ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス
止まらないP3&P4酷使
番長は多めに手当もらっとけ
P3とP4の全キャラを使える
とりあえずこのゲームの最大のウリはここでしょう
両主人公含め夢のパーティが作れます。明るく楽しい感じで進んでいくシナリオが良い。クロスオーバーとして矛盾するところもなく、キャラゲーとして登場人物同士の辛みを楽しめます
キャラがデフォルメ(SD)されているのが可愛らしく、ほのぼのとした感じになっていましたね…毒が足りんとは思ったけどこのお祭り感には敵わない
ダンジョン・戦闘システムは同社の『世界樹の迷宮』シリーズ
ペルソナと銘打ってはいますが、システム面も他シリーズとは一線を画しています
3DSに特化したゲーム性となっているわけですね。
ペルソナ3、4だけが好きって人にも是非プレイしてみてほしいですね。
…まあちょっとペルソナ3の空気感には合ってないかも。
5位 真・女神転生 STRANGE JOURNEY(ストレンジ・ジャーニー)
ストーリー
21世紀初頭に地球が70億ほどの人間を抱えた頃、あらゆる物を分子崩壊させながら巨大化する亜空間が南極に突如出現し、人類は消滅の危機に立たされていた。
国連はこの亜空間を「シュバルツバース」と名付けて対策機関を設立し、民間人がパニックにならないよう非公表で問題解決を図るが、人智の及ばないその存在に対策法はおろか調査もままならない状況であった。
拡大を続けるシュバルツバースに猶予を失った国連はその内部に有人探索艦を送るという最後のプラン「シュバルツバース調査隊」を承認し、調査隊には各国の優秀な兵士や科学者が召集され、国家間の利害を越えた最高のテクノロジー支援がなされた。
人類の命運を担い、4機の調査艦が保護シールドを張りシュバルツバースの内部に突入するも、座礁して位置もわからぬ場所に不時着する。しかしそこは神話や伝承などで語り継がれる悪魔たちが闊歩し、生命が簡単に失われる恐ろしい世界であった。
調査隊はシュバルツバース内で入手した「悪魔召喚プログラム」を使用し、悪魔を使役しつつ調査を進めていくが、驚くべきことにシュバルツバース内は「戦場」や「歓楽街」や「ショッピングモール」など人間世界を模した世界で形成されており、調査の中でシュバルツバースが出現した理由を知ることになる。
これぞメガテン
いやー、これは初めてプレイしたとき震えましたね。まさにメガテン、このプレイヤーを選ぶ感じがたまらない。ゾクゾクしちゃう。
DSってところが私的にはニクイところだったのですよ。女神転生のシステムと上手くマッチしていましてね。
ポータブル機器で初めてプレイしたメガテンがこれでありました。
序盤の魔王モラクスに大苦戦したのはいい思い出。しかもこのモラクスという魔王、倒すと仲魔になりますが、普通に次のステージからの雑魚敵が強いので戦力にならんのですよね。普通のRPGだったらそのモンスターを使って新たな別の仲間を作るまでに必要なレベルまではそこそこ使えるような調整にされてたりするじゃない。でもそんなのは一切なし!そんなジレンマを抱えちゃうゲームバランスが大好きよ
…まあ正直レベリングだるかったけど
ムドやハマをぶっぱしてくる雑魚もいるから1戦1戦気が抜けない
でもこれがメガテン!
そこがcoolなのよ、わかる?
…ところでグーグル画像検索で「ゴア隊長(シュバルツバース調査隊の隊長)」を調べるとこんなコラ画像ばかり出てくるのはどういうことだ
まるで良質なSF映画
ストーリーはまさしくSF映画といった感じで、SF好きな私にはたまりませんでした。ただ、シナリオだけで見ればロウENDはどうなのかな?と思いましたけどね…
媚びぬ姿勢
冒頭のパケ絵を見てもらえばわかると思うのですが、この「デモニカスーツ」のデザインがダサいです
モンハンフロンティア黎明期には「ピンクバケツ」とかいうテンプレ装備ありましたけど、あれに限りなく近い
↑これ
…まあテラフォーマーズみたいなデザインのスーツ着られても反応に困りますしね
あくまで現実的なセンしか踏まない姿勢好きよ私
リメイク版『DEEP STRENGE JURNEY』が発売しました
ライトな感じに改善されていて超おすすめです
私もこちらの25周年記念スペシャルボックスを購入しました
ファンなら垂涎の一品ですね
4位 真・女神転生
原点にして頂点。
ストーリー
東京・吉祥寺で母親と共に、平穏な日常を過ごしていた主人公。
奇妙な夢を見て目覚めたある日、近所の井の頭公園で猟奇殺人事件が起こる。
そして彼の元には不審なプログラムが送りつけられる。
そのプログラムの名は『悪魔召喚プログラム』
日常が少しずつ崩れていく…。
サブカルゲームの金字塔
こんな記事も書いたことありましたけど、
ここに載せた「幻魔大戦」などの小説群も、いわゆるライトノベルというよりは、「サブカルチャー小説」というべきもので、80年代~90年代はこういうものが流行っていたんですね。
それらのSF要素に加え、「ドラゴンクエスト」などの「ファンタジー」を排した異色作がこの真・女神転生。舞台が現実とリンクしているってのも非常に斬新でした。
都市伝説が出来るほどのダークさ
ところで「女神転生」っていうタイトル、なんだかおどろおどろしくて怖い感じがしますよね。youtube等でまとめられている「怖いゲームのシーン」などでも、度々このゲームのシリーズは登場します。
実際、実在の悪魔や宗教上の人物、古今東西様々な神を扱っているわけですから、ダークな世界観も相まって怖い噂・都市伝説は絶えません。
井ノ頭公園バラバラ殺人事件
1994年4月、日本の犯罪史に残る恐るべき事件が発生しました。
この事件の1年ほど前に発売されたのが「真・女神転生」なのですが、先に記述した通り、ゲームの冒頭において「井の頭公園で猟奇殺人事件」が起こっています。
なのでこのゲームは事件を予言した?だとかなんとか、半ば都市伝説と化しています。
まあ、偶然の一致なのでしょうけれど
すぐにけせ
これも超有名ですね。
とはいえ、これは全くのデマらしいですよ
実際、これは創作らしいです。2chから発祥なので、「ソースは2ch」というやつですな
65536分の1でこれが出るとか、いろいろ言われてました。パチスロでフリーズ引ける数値と大体一緒。2の16乗ってのは、いろんなところで目にしますね。
神と悪魔に翻弄されながらも自分の道を切り拓く
ロウとカオスはこのゲームが初出。
単純な勧善懲悪だけではなく、法と秩序、破壊と混沌をテーマに、全て自分で選択し、選んだ道へと進んでいく、「精神の成長」を疑似体験できます。
いやはや、このゲームの難しさには舌を巻きましたよ。何度、放り投げたことか…。
攻略サイトを駆使してなんとかクリアしましたけど、ゲームばかりやっていた頃だからこそですね…今やったら即放り投げますよ。それでもクセのあるストーリーには考えさせられました。小説版があるなら是非とも読みたい。そんなこと思いながら書いてます。
3位 ペルソナ4
ストーリー
2011年4月11日。両親の海外出張で日本に残された主人公は、1年間だけ母方の叔父の家に居候することになった。彼が転入した八十神高校では、「雨の夜の午前0時に点いていないテレビで自分の顔を見つめると、別の人間が映る」という「マヨナカテレビ」の噂が流れていた。この噂は実際に起こりつつあった怪異の一端であり、マヨナカテレビの噂を確かめようとした主人公、陽介、千枝はテレビの中の異世界の存在を知ることになる。同時期に町で発生していた連続殺人事件とマヨナカテレビには関連があると睨んだ主人公たちは、異空間を探る中で「シャドウ」と呼ばれる化け物に襲われ、日常の裏にある世界の闇を垣間見ることになる。
怪異に触れることで、自らの抑圧された感情の化身を具現化して使役する「ペルソナ能力」を発現させた彼らは、警察に話しても信じてもらえないという考えから、秘密を共有する仲間と共に、事件や異世界に隠された真実を追うべく、自称「特別捜査隊」を結成することになる。主人公は表向きはごく普通の高校生として、学業や部活やアルバイトに励み、多くの人々と交流を築く一方で、放課後には仲間と共にシャドウが徘徊する異空間で戦い、事件に巻き込まれた人々を助け、事件の解決のために奔走する。
一つの到達点となった作品
私としましては、女神転生シリーズはペルソナ4で完成され、ある種の過度期を迎えたと思っております。前作ペルソナ3での「メガテンらしさ」、陰鬱さを更に廃し、よりライト層へと完全移行させることに成功した作品。2011年にはアニメも放映され、関連作品が次々と作られるなど、もはやシリーズの顔と言ってもよいでしょう。
「マニア向け」から「リア充化」へ
つまり大衆化とイコールであると捉えてください。このペルソナ4はこれまでのシリーズとは一線を画し、言ってしまえば「青春学園モノ」です。ところどころに残るダークさがまだ絶妙な塩梅で、物語の良いスパイスになっているくらいです。
女神転生シリーズはドラクエなどとは違い「人を選ぶゲーム」でしたから、ここまでライトでポップな万人受けするものはシリーズ初。
非常に魅力的なキャラクター
メディアミックス含め、関連作品が次々と発表されるくらいですから、非常に魅力的なキャラクターが多い。
主人公の愛称は通称「番長」。由来は学ランのボタンを留めずに羽織っているから。身長180cmで容姿端麗・頭脳明晰、天然ボケで世間ズレした感覚を持ってる、などモテる要素の塊みたいなやつ。
ここでキャラ紹介しても仕方がないので他は割愛しますけれど。ちなみに私の推しメンは直斗です(笑)
わかりやすい明瞭なテーマ
「片田舎で起こる謎の猟奇殺人事件」を一貫としたテーマとしながらも、和気藹々と主人公たちがそれに立ち向かっていく姿は、どことなく不安で違和感を覚えるリアリティとなっています。「田舎で起こる怪事件」というサスペンス性は、「八ツ墓村」「犬上家の一族」など、横溝正史的なイメージを起こさせますね。
とはいえBADENDはキャラクターに感情移入しやすいが故に、陰鬱なものに仕上がっております。別に核が飛んできて日本が滅びるってことは無いけれども、一度は観ておくべきでしょう。
音楽
ペルソナシリーズと言ったら良質な音楽。
しかしペルソナ4のBGMは本当にどれも全てが良い!これは実際に聞いてもらったほうが早いでしょう。なにせ、ゲームのサントラとしては稀な5万枚以上の売上をたたき出したくらいですからね。
酷使される主人公
だ が 奴 は 弾 け た
最終的には踊りまでやらされる。まさしくアトラスの救世主です。
ちなみに
裏ボスにはイゴールの秘書であるマーガレットが登場しますが、P3のエリザベスと比べると結構ぬるいです。
P4にはヨシムネの持つ「八艘飛び」と呼ばれるチートスキルがあり、これにタルカジャ+チャージでバフを掛けて圧倒的火力を叩き出す「ハッソウビート」と呼ばれる強力な戦術が存在するため、私でも楽に勝てました。後述する『人修羅』とは比べるべくもないですね…
2位 真・女神転生III NOCTURNE
ストーリー
東京が死んで、僕が生まれた。
東京の高校生である主人公は、クラスメートの千晶と勇とともに担任の祐子先生の見舞いへ行くが、その最中「東京受胎」に巻き込まれ、廃墟と化した東京を目の当たりにする。
シリーズ最高傑作にも挙げられる完成度の高さ!
後のシリーズに採用されている、いわゆる「プレスターン制バトル」を初めて採用した作品。それまでのシリーズでは、「敵が強い」故に、毎回の戦闘でそれなりの消耗を強いられており、それがゲームの難易度の上昇につながっておりました。
このプレスターン制バトルは、自分が有利な行動を取ると、更に有利に動くシステム。つまり、クリティカルや弱点属性を突くことでもう一度行動が可能になり、バトルに爽快感・戦略性が生まれ、攻略も大幅に楽になったのです。しかし無論自分に有利に働くということは、敵も同じということ。敵に弱点を突かれようものならあちらも追加行動が可能になるということであり、怒涛の波状攻撃で一気にゲームオーバーなんてこともあり得ます。そのへんのバランスが最高なのです。
攻略の際にはスキルや耐性を吟味し、出現する敵との相性を最大限考えなければならないということでもあり、単純に「弱点だからダメージが大きい」には留まらない、上手くいけば一方的に敵を殲滅できるが、一歩選択を間違えれば多大なる被害を被る可能性もあるといった、緊張感あるバトルを楽しむことが出来るのです!
なので、このシステムが前提となる以上、本作の強烈な難易度と相まって、適当な攻略ではどうすることも出来ない、「手探りで埋めながら進めるゲーム」と言えるでしょう。
「東京が死んで、僕が生まれた」なんてキャッチコピーも最高!センスの塊ですね。「ロウ」と「カオス」に代わる新たな概念として、「ムスビ」「シジマ」「ヨスガ」といった『理(コトワリ)』に変更されています。いちいちこういうのがカッコいいんだよなあ…!
主人公のカリスマ性の高さ
今作の主人公は通称『人修羅』と呼ばれ、それはもうメガテンシリーズでも屈指の人気を誇っています。
なんでしょうね…仲間は悪魔のみ、基本的にはたった独りで戦い続けるというのがなんともいいですね。個人的には、歴代主人公の中で最も影があってカッコいいと思ってます。「至高の魔弾」、「地母の晩餐」等、技名のセンスも光る。
RPG史上最強の裏ボスとしても名を馳せた人修羅
『デジタルデビルサーガ・アバタールチューナー』において、今作の主人公がなんと裏ボスとして降臨。その理不尽なほどの強さから『RPG史上最強の裏ボス』として名を馳せることに。
「ジャベリン・レイン」「ゼロス・ビート」などの圧倒的攻撃性能に加え、スキル無効・反射・吸収を備えて戦いに臨むと、開幕いきなり「地母の晩餐」により、最大HPが999なのに10000超のダメージを叩き込まれます(勿論即死確定)。
更に凶悪な仲魔である「クー・フー・リン」、「ギリメカラ」、「ピクシー」、「アラハバキ」、「ティターニア」、「パールヴァティ」を召喚。
こいつらは全体即死スキルなどを連発してきますが、前述したように「地母の晩餐」を回避するために即死無効系のオートスキルを装備できないため、全滅回避は完全にリアルラック(運)が必要。更に1体がにつき召喚されてから20ターン以内に倒さないと、「リカームドラ」(要はメガザル)で人修羅を完全回復するという鬼畜っぷり。
ここまでの圧倒的強さも含めて、絶大な人気を誇る主人公です。
1位 ペルソナ3
ストーリー
2009年4月。10年前に両親を事故で亡くし、親戚に育てられた主人公は、家庭の事情で小中高一貫校である月光館学園の高等部に編入することになった。しかし、学生寮に入寮して間もなく、彼は異形の怪物・シャドウに襲われ、秘められていたペルソナ能力を覚醒させてしまう。それがきっかけで、主人公は隠された世界の真実の一端を知らされることになる―
今までで一番はまり込んだRPG
ええ。もうね、本当に面白かった。思い出補正もあるでしょうけどね。
このペルソナ3とドラクエ8は私が史上最高にやり込んだRPGです。流石にゲーム全般となるとモンハンを挙げざるを得ませんけどね…
私がメガテンシリーズにハマった切っ掛けがこのゲームですから。P3フェスでしたけど。当時は全てが衝撃的ですよ。音楽、ゲームシステム、戦闘(ワンモアプレスターン制)。無論P3Pも買いました。ハム子かわいいんじゃ^^
あと主人公がとにかくかっこよかったですね。
流行りの中性的なイケメンってやつです。
シリーズでも異色な女性主人公
↑はP3Pの女性を選んだ場合の主人公です。通称ハム子
ポケモンで最初に決める「君はおとこのこ?それともおんなのこ?」的な感じ。
男主人公(通称:キタロー)と比べると、ストーリーがだいぶ明るくなります。理由は、性格が明るい・可愛い・皆に好かれる。なのでキタローを選んだ場合のギスギス感は全く感じません。キタローにはキツイ感じだったゆかりっちはすぐに親友になりますし、美鶴さんからも信頼を寄せられます。特に男どもはメロメロです。完全に乙女ゲーなので女性ゲーマーにもおすすめ。
ちなみに、チートを使うと怒られます。
怒涛のストーリー展開
暗く、鬱な展開も多いですが、これぞ女神転生じゃないでしょうか?
私がP4よりも好きな理由がこれです。P4はちょっとライトに寄せ過ぎなんですよね。
ハリウッドじゃああるまいし、なんでもハッピーエンドにすりゃいいってもんじゃない。後述するラストも含め、もやもやしてるほうが後のシリーズでの昇華に繋がります。
この点に関しては、この記事でも似たような解説をしているので是非ご覧になってくださいね。
『君の名は。』の大ヒットの全ては、ラストシーンのカタルシスで説明が付くんじゃないか?
あとBGMも凄くいい。特にこの『全ての人の魂の戦い』は私の大のお気に入りです。
号泣のラスト
「なんだかすごく眠い…」
儚く たゆたう 世界を君の手で守ったから
今はただ 翼をたたんで ゆっくり眠りなさい
永遠の安らぎに包まれて love through all entreaty
優しく 見守る 私の この手で眠りなさい
笑ってた 泣いてた 怒ってた 君の事覚えている
忘れない いつまでも決して until my life is exhausted
同率1位 ぺルソナ5
シリーズ集大成!!!圧倒的完成度、迷ったらこれ買っておけ!!
2016年に発売したばかりの最新作ですが、間違いなくシリーズ最高傑作であると断言できます!!!
Pシリー恒例の学園ものですが、P4に寄せ過ぎず、かなりメガテンっぽいダークな仕上がり!なんといっても、主人公チームがダークヒーロー的な立ち位置なのが格好良すぎる!
ネタバレはアトラスによって厳しく禁止されているのでここまで言うにとどめますが、初心者の方はとりあえずこれからやっておけば間違いないでしょう!
名作揃い踏み
…というわけで如何でしたでしょうか。
ペルソナシリーズが殊更に有名になった昨今ですが、これを機に過去作にも手を出してみるのもまた一興かもしれませんね。
最後にこの不肖・馬男の一発ネタでお別れしたいと思います。
いきますよ?
せーの!
それでは。
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