【Fate GO】魔界転生のパクリストーリー『英霊剣豪七番勝負』を斬る【山田風太郎】

どーもーサブカルクソオタク筆頭の誠愚之極之助(まことおろかのきわみのすけ)です。

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山田風太郎マンセーな私からしてみれば、今ネットで話題になってるこの件ってなんか疑問符が付くのだけれど。

経緯を自分で書くのはめんどくさいので、ここで宝具

『纏められた盗人の羊紙(無断転載速報)』

xn--fgo-gh8fn72e.com

オッラアアア!!!外部まとめアフィブログじゃあ!!まとめサイトのアフィに貢献すんのはムカつくが、とりあえずこういうことで炎上みたいな感じになっとるらしいわ。

風が吹くと桶屋が儲かる、炎上があるとアフィサイトが儲かる。

しかし…日本語って便利やなあ…

自分が好きなアニメは『パロディ』『オマージュ』、嫌いなアニメは『パクリ』ってか

そういうのをなんていうか知ってる?ダブルスタンダードって言うんやで

大体、複数の意味合いを持つ横文字で表現するからまどろこっしくなるねんな、だったらはっきり言ってやりゃいいのさ、『盗作』『剽窃』ってね

 アイキャッチ

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なんか有名な絵師さんのイラストだそうで。

可愛いスな~

 気付きのメタファーが大事だよね

そもそも『バトルもの』の祖でもある山田風太郎御大を引き合いに出すことがナンセンスな気がする。

結局のところ、シナリオを丸々ある特定の作品に寄せた感じにしちゃったら、そりゃパクリとか叫ばれるのも仕方がないのでは?

ちょっとしたところをバレないように、もしくは敢えてそれを狙って「気付きのメタファー」として昇華させるのがパロディとかオマージュとか「いい意味で」捉われるものであって。他人の創意をなぞっただけのものを「パロディ」とは言わん。

※メタファーについての説明が記載された関連記事

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創意

私の愛読書「へうげもの」にはこんな記述がある。

他人の創意をなぞっただけでは猿真似に過ぎぬ。良いところは取り入れて残し、自らの創意工夫を凝らして客人をもてなす、そこにわび数奇の面白さがあると。

Fateの原作者那須きのこ氏も、魔界転生のような作品を書きたいと思ってFateのプロトタイプを書き上げたらしい。だが、だからといって魔界転生をそのままなぞったストーリーであったなら、ここまでの「乙」な作品に仕上がっていたかどうか?

言わずともむべなるかな、である。

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「おっ、ちょっとプロットが似てるかな?」程度なら、だーれも文句は言わん。言うのはアンチだけよ。Fateが仮面ライダー竜騎のパクリとか言われてる節があるけど、ああいう複数陣営のバトルロワイヤルものって、大元を辿ってみれば結局山田風太郎の『甲賀忍法帖』に行きつくわけでしょ?

※関連記事

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こういう画期的なシステムって「後世に影響を与えた」とかしばしば表現されるのだけれど、良いものは取り入れる。そして自分なりの創意工夫を凝らすことで脈々と良質なコンテンツが生み出されてきたのではないのか…と思う。

それが出来なきゃ本当の意味でただの猿真似。三流作家、コピーライターって言われてもしょうがないんじゃないか。要は、他人の真似では進歩が無いのよ。

まあ今回のこの騒動、ライターの技量が…ってところで落ち着くでしょう。

パクリとかオマージュとか、その話以前の感があるのだけれど。

ついでに:漫画『十~忍法魔界転生~』をご紹介

山田風太郎作品の最高傑作に位置づけられている『魔界転生』、50年以上前に書かれた作品ながら、その面白さ未だ色あせることなく、様々な漫画家の手によってコミカライズ化が為されている。

山風ファンの私も唸るコミカライズ最高傑作だと思うのが、現在も月間マガジンにて連載中の『十~忍法魔界転生~』だ。

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流石に漫画化不可能と謳われた『甲賀忍法帖』、『柳生忍法帖』を立て続けにコミカライズしてきただけあって、作者のせがわまさき氏の作画は老練の域に達しつつある。

山風作品といえば、エロ・グロ・バイオレンスの三拍子!!!!

これを連載青年誌でここまで再現度高く表現できるのは氏だけだろう。

何が大事かをよくわかってらっしゃる。

そう、なによりも

かわいい!!!

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エロい!!!!!!!!!!!!!!!

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エロ可愛い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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…とまあ、そういうわけだす。

原作が原作だから、こういうサービスシーンばっかりだわ。

無論、柳生十兵衛と転生衆の血沸き肉躍る凄惨な死闘も見どころ。

今のサブカルクソオタクたちにはマイナーな『魔界転生』がこうしてピックアップされたのも何かの縁。

常々、山風作品の面白さを世に広めんと活動を続ける不肖の私にとっては喧伝のまたとないチャンス。というわけで…

『十~忍法魔界転生~』、クッソ面白いので是非読んでくれよな!!!!!(ダイレクトマーケティング)

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3 Comments

アバター 名無し

コメント失礼します。今回の件に関してまあ私も魔界転生に関連する作品群を見たことがないfate関連の追っかけという浅学の身で申し訳ないですが今回の件は猿真似とはちと違うかなと。確かに要素をとれば共通点も多くそう見えましょうがそれこそ貴方の仰る通り山田氏が築き上げた作品構図に連なったが故であり、大筋にしても最後は小次郎と武蔵の決着にて終わるものでありました。そもそも今回の騒動はソシャゲ業界の流動的な勢力図争いが起因したある種茶番劇のようなものであり役者もアフィリエイトに愉快犯、そして流行りものを消費するだけのオタクとまあ滑稽な劇に仕上がっているという訳です。例えば貴方が挙げられたアフィサイト、似たようなfgo○○と名乗るうちのほとんどは流行りものにのかっただけのファンですらないイナゴが多いのです。取り上げるのはキャラの性能叩き、シナリオライター叩き、イラストレーター叩きとまともに会話しようとさえしません。また最近アフィリエイトでとある業者があるゲームを明らかに宣伝してまわっておりそれに付随してfgoを過剰に下げることもしばしば。その槍玉として今回の炎上に繋がったという訳であります。無論そういう輩はfgoはともかく魔界転生なんて知らないものですからニコニコの魔界転生の記事なんか見てみれば分かるでしょうが作品を語っているなかに割り込んでボロが出てまあフルボッコという有り様です。相手にしないほうが良いと思われます。また貴方も既に記事で触れられおられるので承知していると思いますが、fateシリーズの親である奈須氏は魔界転生を下敷きに作品を書いたと公言しております。氏はその他にも80年代オタク文化に影響を色濃く受けておりそしてリスペクトしておられます。貴方は日本語は便利だと、パクりとオマージュなんて言葉の綾 と申されますが私はそこにリスペクトが当たるのかそれとも卑しい功名心が当たるのかで大きく差が出ると思っています。今回のfgoの件にしては同じ名前の登場人物を出したり武蔵が眼帯をつけるなど、わざと魔界転生の要素を入れている部分が散見されます。功名心にはやる人間がそのようなことをするでありましょうか。また今回の英霊剣豪七番勝負においてはこれまで仕事をしなかった原作のイラストレーターが直々に多数一枚絵を書きキャラクターもこれまでの比ではなく登場させるという力の入れようです。貴方の思うところも勿論ありますでしょうがどうか山田氏の作品魔界転生へのリスペクトだと受け取って欲しいのです。偉そうに講釈を垂れさせて頂きありがとうございました。そして乱文長文失礼しました。

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アバター サブカルクソオタク

「山田風太郎ファンの自分」とかいう謎の特権意識で「サブカルクソオタク」なんて不特定多数を見下して
結局上から目線で膨れ上がった自意識をひけらかしてるだけの文章だな
ぶっちゃけメンヘラバンギャと大差ない思考回路

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アバター 弟子は焚すべし

>大筋にしても最後は小次郎と武蔵の決着にて終わるものでありました
あの取って付けたような最後だけ見てだから違うなんて随分浅はかだな

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