サブカルクソブログ

2012年に横浜DeNAベイスターズに起こった重要な4つの出来事【振り返り】

皆さんこんばんわ。

 

さて、ようやく今年度、横浜DeNAベイスターズは念願のクライマックスシリーズ進出を果たすことが出来ました。

更に最後の大洋戦士・98年V戦士にして、球団史上最高の功労者・ハマの番長三浦大輔が引退と、まさしく今年はひとつの節目となる年になったのではないかと思います。

 

…というわけで、DeNAになってからのベイスターズのここまでの球団史を、なるべく詳しく私的に振り返っていきたいという企画です。

 

最近ファンになったという方にも楽しく観ていただければ、と思います。

 

…それではDeNA参入初年度の2012年から!

 

 

①2012年 横浜DeNAベイスターズ誕生

横浜ベイスターズ、TBSからIT企業・DeNAが親会社に

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時はまさに世紀末。ベイスターズは2000年代前半から続く超・暗黒時代の真っただ中

 

あまりにも別次元の弱さ。最下位は完全に指定席。むしろ90敗しなかったことにでファンが安堵するくらいの惨状でしたから、その異次元っぷりが際立つというもの

 

TBS傘下時代は11年間で8回最下位という戦績を残して幕をおろした。これは、プロ野球市場で一定期間以上参入した親会社としては他に類例のない惨憺たるものである。
 (Wikipediaより)
 
 
 
ゼネラルマネージャーとして、日ハムで実績を残してきた高田繁が就任。

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現ホークス監督の工藤公康に監督要請をするも、方向性の違いにより決裂。
 
そこで高田GMが巨人時代の後輩である中畑清に監督申請、中畑側もこれを快諾。
こうしてDeNA初代監督・中畑監督が誕生した。

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②開幕までの道のり~中心選手の流出【村田修一】~

 
長いペナントレースを戦い抜くための戦力が圧倒的に不足していることは誰の目にも明らかであった。
 
特に、長年主砲・4番として獅子奮迅の活躍をしてきた主力選手である村田修一

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が巨人にFA移籍をしたことにより、決定的な長打力不足に。
 
前年の内川聖一に続く主力選手の流出に、生え抜きスター選手が三浦のみとなってしまった。
 
まだ筒香はこの年高卒3年目、前年にようやく40試合程度に出場した程度の選手である。
 
 
投打で問題を多く抱えたまま開幕を迎えるわけにもいかないが、万年最下位球団にFA移籍してくれる選手などおらず、必然的に他球団のゴミ拾いや独自路線で急場を凌ぐしかなかった。
 
まず、村田に代わる4番候補として巨人からリリースされたアレックス・ラミレス(現横浜DeNAベイスターズ監督)、

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更に村田修一の人的補償として左腕のベテラン・藤井秀悟を獲得。

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しかし肝心の外国人助っ人補強ではブランドンやジオなど外れ外国人を連発。
 
結局、シーズン中ほとんどの場面を既存戦力で戦うことになる。
 
ラミレス、中村、藤井、三浦など、ベテラン偏重にならざるを得なかったこのしわ寄せは翌年2013年以降にも響いてくることになるのだが… 
 

③D.B.スターマンがマスコット就任

ユニフォームの変更・球団歌である『熱き星たちよ』の一部歌詞を変更したほか、球団マスコットのホッシー・ホッシーナ・ホッシーゾが卒業、新マスコットとしてDBスターマンが就任。

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これまでの人型マスコットとは打って変わった、ゆるキャラ然とした流行りの造形は賛否を呼んだ。
 
しかしながら、いざ開幕してみると可愛い可愛い!と大好評で、前マスコットについて「俺はなんであのキモヒトデに情があったのだろう」「前のマスコットなんていらなかったんや」という声も(無論ネタとして言っている者が大半だが)多数見られるようになった。
 
ホッシーよ、俺は今でも好きだぞ
 
ちなみに、スターマンはホッシー一家のペットという設定があったが、もはや完全に忘れ去られている模様。南無三
 

④とにかく監督が目立つ

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当然というかなんというか、通常であれば前年最下位球団などにフォーカスが当てられるべくもない。
しかし、中畑監督は現役さながらの絶好調っぷりで連日紙面を賑わせた。
 
いくら自ら広告塔の役割を買って出たとはいえ、これはある意味異常なことである。
 
春季キャンプで監督がインフルエンザに罹っただけでスポーツ紙の一面になるってどう考えてもおかしいだろ
 
中畑監督本人は「俺は根は暗い」とか言ってたが、嘘つけ絶対楽しんでたゾ
 
もともとが巨人のスター選手だし、目立つことは好きだったろうと今にして思う。
 
とはいえこの明るいスター性が、これまでの負のイメージを一気に明るくしたと言えよう。
 

④相変わらずクッソ負ける

『DeNAベイスターズ』初代4番は近鉄最強いてまえ打線の元4番・中村紀洋

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開幕4番を想定していたラミレスが怪我で出遅れ、開幕4番は中村紀洋となった。
 
ちなみに開幕スタメンは
 
1
梶谷隆幸
2 石川雄洋
3 小池正晃
4 中村紀洋
5 金城龍彦
6 森本稀哲
7 荒波翔
8 黒羽根利規
9 高崎健太郎
 
 
暗             黒
 
 
 
これは酷い。
 
長打力を補う外国人バッターが0人、しかも期待の若手が多いわけでもなく、現状戦力でなんとか口に糊つけようという、まさかの純国産打線。
 
思い出すだに身の毛のよだつ、まさに暗黒打線。
 
 
こんな打線と投手力で勝とうったって無理な話で、マエケンにノーノーは食らうわ、打てぬ打たれる守れぬのどうしようもない状況が続き、あっという間に最下位へ。浮上してくることはなかった。
 
特に巨人戦は目も当てられぬカモられっぷりで、この年は一度も東京ドームで勝っていない。というかハマスタでも4勝しかしていない。
対巨人成績4勝17敗(3分け)という本当に同じプロなのかを疑う勝敗となった。
 
 

シーズン総括

 
46勝85敗13分 勝率.351
 
結局、5年連続最下位が確定し、なんとか90敗は免れた。しかし、これは当時適用されていた3時間半ルール(規定時間を超えると、同点でも延長せず強制的に試合が終了になる)により引き分けが多くなっていたこともあり、もし3時間半ルールが無ければ90敗は固かっただろうと思われる。
 
セ・リーグ全球団に負け越し、月間勝ち越しなし、規定打席到達打者が筒香、中村、ラミレス、荒波だけ、規定投球回数に至っては三浦と高崎のみという惨状であった。
 
【野手】
筒香は自身初の2桁本塁打を達成したものの打撃はまだ粗削りで規定打席到達者最低の打率.218。サヨナラ打などもあったが、後の大打者の片鱗はまだ見られない。
 
中畑監督に特に目を掛けられていた梶谷は打率1割台と、一時期はノイローゼになるほどの深刻な打撃不振に陥った。
今でこそ桑原、梶谷、筒香らは主力選手だが、高卒を育てるのは長い時間と労力を要するというのがよくわかる。
 
捕手はベテランの鶴岡、黒羽根、高城が起用されたが全員打率1割台で終わった。
 
このような状況下でもラミレスはチームで唯一打率3割をマークしており、同じく勝負強い打撃でチームを支えた中村紀と共に横浜ファンの癒しとなった。

 

他にも、荒波がGG賞を獲得するなど、決して暗い話題ばかりだったのではない。
 
しかし、開幕前に中畑監督が標榜した、機動力を駆使したスモールベースボール「せこいぜ!野球」は、チーム盗塁数がリーグ5位と上手くいかなかった。
 
中村・ラミレスは段違いの実績があるとはいえ年齢的には大ベテランの域となっており、来年以降計算がし辛いのも難点だった(実際には、ノリは昨年度以上の大活躍を見せるのだが、ラミレスはクビになってしまう)。
 
【投手】
この年は、悪名高い『加藤球』。
 
いわゆる投高打低のシーズンで、他球団に劣るとはいえベイスターズ投手陣もそれなりの成績を挙げた。
 
ハマの番長・三浦はチームトップの防御率2.86で9勝を挙げ、エース健在をアピール。この年からローテーションに加わった藤井も7勝を挙げた。
 
中継ぎでは、山口俊がクローザーとして素晴らしい成績を残す(防御率1.74、22S)。
 
その他加賀や大原、現ブルペンコーチの篠原、菊池、藤江などが中継ぎとしてチームを支えた。
 
【マイベストゲーム】

 

9回2点ビハインド、中日クローザー・死神岩瀬からラミレス・中村の連続ホームラン。

特に、ノリがホームランを打った際の、カメラワイプが完璧。

打った瞬間のバット投げ、観客のスタンディングオベーションは鳥肌が立つ。

この試合は結局引き分けに終わったが、最も興奮した試合だった。

 

DeNAフロント「言い訳出来ない補強をする」

 
…そしてシーズンオフ。
 
 
戦力が全く足りていないことを痛感したDeNAフロントは、
 
 
中日ドラゴンズから主力外国人選手3人を一気に引き抜く
 
 
という、巨人も素足で逃げだすような恐るべき大補強に打って出るのであった
 
 
 
~2013年編へ続く~