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メルカリで迷惑行為による警告メッセージが来た
私はメルカリのヘビーユーザーですが、このたび当該の迷惑行為をした見覚えがないのに、警告メッセージが決ました。
その内容は、「購入手続き後に商品価格をつり上げること」という、よくわからない内容でした。
下記の取引について、お客さまによる迷惑行為が確認された旨をご報告いたします。
…
このたびの行為は「購入手続き後に商品価格をつり上げること」というメルカリが定める「迷惑行為」に該当すると判断いたしました。 下記ガイドより、「迷惑行為」の詳細をご確認ください。
https://www.mercari.com/jp/help_center/article/647/
上記ガイドに記載の迷惑行為が今後も確認された際は、内容に応じ、注意喚起のご連絡を再度実施、または一部サービスの利用制限などを実施する場合がございます。
やむを得ないご事情もあるかと存じますが、メルカリガイドをご一読のうえ、ガイドに沿ってメルカリをご利用いただくようお願いいたします。
ーーーーーーーーーー 株式会社メルカリ ーーーーーーーーーー
メルカリをそんなに使用しない人にとっては、このような警告メッセージを受けても特に問題はありませんが、私のようなヘビーユーザーだと、迷惑行為による警告というのは複数回くらうと利用制限等のペナルティの対象となってしまい、最悪アカウントがBANされてしまうので、多くの取引をしているアカウントでは気を付ける必要があります。
また、今回このような警告がきた経緯としては、かなり起こりうるトラブルだと思いましたので、今後このようなトラブルが起きたユーザーのためにも、忘備録として記事に残しておきたいと思います。
経緯
そもそも、なぜこのような警告メッセージが来たか。
私は「見覚えがない」と前述しましたが、実はこのメッセージが来る前に、ちょっとしたトラブルがありました。
その内容をざっくり説明するとこうです。
ある商品を出品したが、0をひとつ少なくして出品してしまった。
(例として、10000円で出品するつもりだったのに、間違えて1000円で出品してしまった、ということ)
↓
私はすぐに出品金額の間違いに気付き、金額を正しいものに訂正した。
↓
その後、すぐにその商品が購入された。
↓
すると、すぐに「購入直前に金額を吊り上げられたので取引をキャンセルしたい」という取引メッセージが来た。
今回の私の行為は「金額のつりあげ」という迷惑行為に該当するのか
まず、メルカリには禁止とされている「迷惑行為」に、『取引のキャンセル』が挙げられます。
これは、キャンセル理由が「出品者都合」か、「購入者都合」かでどちらに非があるのか決まります。
例えば、誤タップでもなんでも、「購入する気がなかったが、間違えて購入してしまった」、これは購入者都合によるキャンセルにあたるので、「購入者都合のキャンセルによる迷惑行為としてカウント」されます。
どんな理由であれ、メルカリが間に入っているといっても実際に商取引が発生する以上、購入者・出品者ともに、明確な責任が伴います。
一度誓約した電子商取引は、どちらかの一方的な都合で簡単に破棄されるものではあってはならないものであるからです。
今回のケースですと、「購入直前に金額を吊り上げられたので取引をキャンセルしたい」と購入者に求められたのですが、結論から申し上げますと「金額の吊り上げ」という迷惑行為には該当しません。
なぜならば、購入者は桁がひとつ少ない金額での商品を購入したかったのかもしれませんが、取引が誓約した段階では、本来私がその値段で売りたかった金額での購入が完了しているからです。
つまり、購入者にはその気がなかったかもしれませんが、イチャモンに近いクレームということです。
購入直前に値段を正規の金額に更新した行為自体は一見「値段のつりあげ」に見えるかもしれませんが、そもそも購入ページで情報が更新されたら、「商品情報が更新された」ということで購入はいったん出来なくなりますし、電子商取引でもリアルの取引においても、金額の最終確認をして購入するというのは一般常識で当たり前の話です。
つまり「欲の皮が突っ張って、安いものを誰よりも早く購入したくて、値段の最終確認もせずに購入した」ということなので、完全に購入者側の確認ミスです。
なので、今回のケースは「購入者都合のキャンセル」となるわけです。
ではなぜ警告がきたか
では、なぜこのような警告が来たか、ですが。
私は「こちらに非はないので、あなたの都合によるキャンセルですよ」と告げ、「購入者都合によるキャンセル」としてキャンセル申請をしました(メルカリは、出品者側からしかキャンセル申請ができません)。
購入者側からしてみれば、このキャンセル申請を受けると「購入者都合のキャンセル」となり、購入者側が警告を受けることになってしまうので、おそらく運営側に出品者が非を認めません!僕は悪くありません!的なクレームを入れたのではないかと思います。
まあ、前述したように購入者側に非があるのは明らかなのですが、メルカリの運営はことなかれ主義で臭い物に蓋をするので、内容を確認もせずに、うるさいほうに良いように対応するということです。
では、「購入手続き後に商品価格をつり上げること」とはどのようなケースなのか?
そもそもこの「価格のつり上げ」というのが、かなり曖昧な定義であり一見するとよくわかりませんよね。
これは購入後に、出品者都合で販売価格を上げたいので取引をキャンセルするという行為になります。
具体例を上げますと、「1000円で売れたが、この値段はよく考えると安すぎた。やっぱり2000円で売りたいのでこの取引はキャンセルで」
これが、価格のつり上げによるキャンセルとなります。
今回の私のケースでいうと、更新するまえの最初の値段(0がひとつ少ない、間違えた値段)で購入されていた場合、私は「値段を間違えた」という理由でキャンセルをするでしょうが、これはメルカリのルールとすれば「出品者都合の値段のつり上げ目的のキャンセル」に該当するので、警告を食らっても仕方がないわけです。
値段を間違えたとしても、理不尽に感じるかもしれませんが、間違えたほうが悪いのです。何故ならば、故意であったか間違えてしまったのか、その証明は誰にもできないからです。
メルカリ運営へクレームを入れて対応
さて、経緯はともかく、このままでは警告+1の状態で泣き寝入りとなってしまうので、当然好ましくありません。
ということでメルカリ側へクレームを入れてやりました。
私は商品価格を吊り上げる行為などしておりません。
価格を一桁安い値段で間違えて出してしまい、それにすぐ気づいたので〇〇〇円に更新しました。購入者様は〇〇円で購入したかったのかもしれませんが、そもそも値段が購入途中で変われば情報が変わったという通知となるはずですし、最終的な購入値段の確認をしていないのは購入者様側です。
それをこちらの一方的な迷惑行為とされるのはおかしいと思います。
そもそも「購入手続き後に価格を吊り上げる」というのは「購入が確定した後、やっぱり値段を高くして出品したいので出品者都合でキャンセルしたい」という意味ではないのですか?
今回の経緯は、そもそも適正価格で購入者様が購入されているのにも関わらず、買おうとした金額じゃなくなっていたので、購入者様都合でのキャンセルとなりました。
それを迷惑行為を捉えられるのは納得がいきません。今回の件は、購入者が間違って購入したのではないのですか?
購入者との取引メッセージを見てもらえればわかると思いますが。そもそも、「購入手続き後に商品価格をつり上げること」という具体的な例についてご回答をお願いします。
正直、わけがわかりません。こちらは金額を吊り上げた気は一切ありません。値段を編集ページで更新しただけです。言いがかりにもほどがあります。何をどう判断して、そのような迷惑行為と断じたのか、ご回答をお願いします。
(要約)
ちなみに、こういったメルカリ側への問い合わせは、メニューの「お問い合わせ」からのチャットで問い合わせることが出来ます。
すると、1日後に以下のような返信が来ました。↓
お問い合わせありがとうございます。
このたびは、突然の警告通知により混乱をお招きし、誠に申し訳ございません。
事務局にて再度確認しましたところ、お客さま都合のキャンセルではない事を確認いたしました。
制限などについ適当な事務局で取引内容を確認後適宜対応しております。
本取引について、お客さまにペナルティなどの対処はございませんのでご安心ください。
このたびは、ご心配をおかけし申し訳ございませんでした。
メルカリをご利用のお客さまが安心・安全に取引をお楽しみいただけますよう努めてまいります。
よろしくお願いいたします。
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株式会社メルカリ
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最初からしっかり確認せんかい!
上辺だけ確認する適当なお役所仕事しやがって!
と言いたいところですが、日々複雑なクレーム対応に追われているでしょうし、まあこちらに非がないということで解決したので良かったです。
結論
結論、このようなトラブルがあったときは、面倒だと思ってもしっかりと運営側に問い合わせるのが重要です。
言ったもん勝ちみたいなところがあるのはリアル社会においても同じですよね。そこらへんの機微がわからない人間は、フリマアプリは使用ししないほうがいいと思います。
以上のように、顔も突き合せずに行われる電子商取引においては、責任の所在というのは非常に曖昧になりやすくなります。
しかも、メルカリはただでさえ偶然を装った悪意ある詐欺行為が横行しており、ユーザー側がしっかりと防衛意識をつけなくてははなりません。
メルカリはあくまで「フリーマーケット」の場所を提供しており、そのショバ代として販売手数料の10%を徴収し、問題があれば顔を出すヤクザみたいなもんだと思ってください。つまり手数料はみかじめです。この構図にわかるように、あくまで責任は個人に帰結するものだということをしっかりと覚えておきましょう。
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