お盆は久しぶりにゆっくりできそうだなと思っていたのだけれど、結局は帰省の義理周りで疲れて帰途につくことになったのであった。
で、さっきようやく東京に戻ってきたわけなのだけれど、なにやら投資関連の話でおもろいことになってるみたいね。
その中心人物が今をときめくyoutuberのヒカル氏。
前にこんな記事も書いた。
valuに関しては、特定のブロガーもやってたりして少しだけ知っていた程度なんだけど、こんなに簡単に市場から金を抜けちゃうのね。
まあ、別に違法性は無いんじゃないの?ルールの抜け道を使ったグレーなやり口なんてこいつらの十八番だろ。敢えて罪状を付けるならば、堀江貴文氏がパクられた時のインサイダー取引だろうな。
インサイダー取引とは
会社関係者(元会社関係者を含む)が、上場会社等の業務等に関する重要事実を、その者の職務等に関し知りながら、その重要事実が公表される前に、当該上場会社等の株券等の売買等を行うこと。
で、結局過去の情報商材屋の頃の話とかも蒸し返されてるみたいだけど、折角なので、私の思ってることを記事にしたいと思う。
今回の騒動のまとめ
当ブログはまとめサイトではない。詳細なブログをまとめて載せておくので、各々リンク先を参照されたし。
ヒカルは元々、情報商材屋
情報商材というものをご存じだろうか。
まあ、散々シバター当たりが話題に出しているだろうが、一応簡単に説明するとその名の通り『情報を売る』商売である。
わかりやすく実例を出そう。
昔流行ったパチンコ攻略情報商材
インターネットが発達していない時代、大衆が情報を得る媒体はラジオや新聞などのマスコミが主であった。つまり、ポストモダン化が進行していない時代である。
90~00年代初頭において、一大パチンコ・ブームが到来した。今でこそ度重なる規制により公共の電波にすら流されることが無くなったパチンコだが、昔は大衆の娯楽としてお茶の間に受け入れられており、ゴールデンタイムにパチンコのバラエティ企画番組を放映するくらいであった(『TVチャンピオン』など)。
そのような場合、往々にしてテレビ・スターが誕生する。ベンツ小林がその一人である(今でいうパチンコライター)。
このベンツ小林、末期にはパチンコの情報商材を売りさばいていたようなのである。
パチンコは完全確立であるため、攻略法などは基本的に存在しない。しかし、昔の台はバグのようなものがありそこを突いた攻略法が存在してはいたのだ。
何より情報が重要なのだ。必ず勝てるギャンブルの方法とあっては、皆が飛びつくのも無理はない。まだインターネットも未発達の時代である。そういったお宝情報は、高額高額な値段で一部の人間にのみ販売され、拡散されていくのである。
こういったものこそまさに情報商材といえよう。しかし、特性上ガセネタも多かったはずである。
ここで再登場するのが前述したベンツ小林だ。
時代の流れでマシンが高性能化してくるにつれ、攻略法は無くなっていった。基本、パチンコなんぞ良い釘の台を粘り尽くして期待値を積む以外勝つ方法はないのだが、オカルトも織り交ぜた嘘の情報でパチンコ中毒者を騙していったのである。
その内容はこんな感じ。
・3のリーチがかかったら隣の人に声を掛けると当たる
・スーパーリーチがかかったら保留を素早く満タンまで貯めると当たる
・オスイチ(お座り一発)打法
今見れば呆れるばかりであるが、情報が少ない当時はコロッと騙される人も多かったのである。あ、今も谷村ひとしとかいうのが同じことやってるわ(笑)
情報弱者を食い物にするのが、この商売の本質だ。
それは今も昔も変わらない、古くからある手口なのである。なにせ、元手がかからない。手間も無い。粗利100%。
初期のヒカルの思い出
ついでに、ヒカルが有名になる前の動画の話をしておこう。
これは私が実際に観た動画で、4年前だ。ドラゴンクエストモンスターズ2(リメイク)の実況動画。実況垂れ流しで、今のテンポ良い動画編集の片鱗は微塵も見えなかった。有り体に言えば面白くなかった。登録者数も1000人くらいじゃなかったか?何がどうなってこんなに伸びたのかよくわからんけど、第一印象は金髪もやし野郎。
動画の最後には情報商材の宣伝をしていた。すぐに1ヶ月で100万円を稼げるようになりましたとか謳ってたわ。…まあ、それはそれは胡散臭かった。
金持ちぶる金持ち
要は与沢翼。
胡散臭い連中が周りに集まっているが、そういうことなのだろう。『金持ちぶる金持ち』とは、昔からある手法だ。金持ちが無理をしてでも金持ちアピールを周りにする。見せ金みたいなもの。過剰なパフォーマンスだ。
最近のヒカルのやっていることは、まんま与沢翼で笑ってしまう。井川とかいうのは与沢翼の弟子って聞いたけど本当ならばヒカルのコンサルタント的なこともやっているんだろうね。ラファエルとかも似たようなもんだけど
派手に金を使ったパフォーマンスをしていたけれど、最終的にはヒカルも与沢翼のように「人生を買うカネ」が欲しいんじゃないのかな。
ぶっちゃけほとんど詐欺なのだけれど現実的な話グレーゾーンである以上、私は詐欺師なんて言うつもりはないし叩くつもりもないのだけれど、こういったゼロサムゲームは得する人間がいればその分損する人間がいるわけで、そのヘイトの矛先を明確にしたのはまずかったんじゃないか。純粋に応援の気持ちで買ったファンもいるだろうし、その気持ちを裏切ることになるんじゃないのかな。
注目されるのをわかってやっているのだから、何らかの形で責任は取るべきだろうと思うのだが。
『信者』に囲われたもん勝ち
ここまで有名になりゃ、潰れるわけないでしょう。
永井先生とかウナちゃんマンとか見てみなよ。オワコンの極みみたいな連中なのに、一度タニマチが付いてしまえばそれで一生食っていけるんだよね。
将来的にユーチューバーは確かにオワコンになるかもしれない。だけど、プロスポーツ選手と一緒でコネを作ってしまえば案外どうにでもなると思われる。
…ま、その頃にゃ若い連中にゃ見向きもされなくなるのかね。
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