【デュエプレ】環境の歴史と変遷を解説!1弾から20弾まで【歴代環境デッキ・メタゲームまとめ】

第5弾「永遠の戦禍」環境

進化V 五王が誕生

進化V(ボルテックス)を持つ5王と呼ばれるクリーチャーは、それぞれ強力な効果と優秀な進化元をひっさげて期待されたが、ボルバルザークを退けるほどのパワーは持っておらず、結局環境は停滞したままである。

はじめての多色呪文となる、『魂と記憶の盾』などの強力なエターナル呪文が実装された。

【デス・フェニックス】対ボルバルとして期待されたが…

TCG版から大きな強化を受けた『暗王王デス・フェニックス』

5王の中でもデス・フェニックスはとりわけ大きな強化を貰っており、話題を呼んだ。自己サルベージというまさに不死鳥の如き能力と、シールド焼却&除去時の全ハンデスはボルバルコントロールや天門に有利であり、対ボルバルザークの大本命として注目を集めた。

しかし、蓋を開けてみれば速攻相手には進化する間もなくなすすべなくやられ、コントロール相手には進化元を小刻みに除去され続けるというどっちつかずの中途半端なデッキであり、環境の流れを変えることは出来なかった。無論、最速デス・フェニックス召喚さえ決まってしまえば相手に何もさせずに勝利することが容易なデッキではあるのだが。

結局、期待の新人でも4弾最上位のティア1デッキを食い止めることが出来ず、引き続きボルバル・マスターズ環境なのであった。

初のDP殿堂施行 無双竜騎ボルバルザークが1枚制限のカードに

ヘイトを買いに買いまくった結果、遂にボルバルザークがデュエプレ初のDP殿堂入りすることが発表された。

同時に、「汽車男」、「ゴースト・タッチ」もランダムハンデスからセルフハンデスにナーフされた。

ランダムハンデスがデュエルに閉塞感を与えているとのことで、ハンデスを軸にしたコントロールは大きく弱体化することになる。

たった1枚で環境を大きく歪めていたボルバルザークが1枚しか使えなくなったことにより、ようやく群雄割拠が訪れた。

様々なデッキが活躍する環境へ

最強のフィニッシャーであったボルバルザークがいなくなったことにより、新たなフィニッシャーを採用した、多種多様なデッキが組まれるようになった。

【ハンデスボルバル】はコンセプトだったボルバルザークが制限、ハンデスカードの弱体化により大打撃を受け、完全に構築不能になった。

【ナーガ】【ペガサス】など、5王もその性能を十二分に発揮。【赤白速攻】や【ウェーブストライカー】も引き続き活躍している。

【5C天門】はボルバルザーク制限によってフィニッシュ能力が大幅に低下した。緑マナ基盤を失ったことにより、5色で組む意義が薄れてしまったこともダメージが大きい。エリクシアは手打ち召喚しにくくなり、環境に小型獣が増えたことでザーディアの存在価値が増した。とはいえそもそもの基盤が強いデッキなので、リペアとしてフィニッシャーにボルメテウス・ホワイト・ドラゴンを採用したタイプも増えている。

フィニッシャーをボルバルザークに奪われていたボルコンも復権したといえよう。

 

ビートからコントロールまで様々なデッキが入り乱れる、なかなかの良環境になったといえるだろう。最軽量ランダムハンデスだったゴースト・タッチがナーフされたことで、【白緑ブリザード】は相対的に強化を得たと言える。進化前に、ランダムハンデスでブリザードが抜かれる可能性が無くなったためである。天門デッキが大幅に数を減らしたため、ブリザードは一気にトップメタに躍り出た。ビートデッキが息を吹き返し、グッドスタッフカードが少なくなったコントロールは厳しい戦いを強いられている。

デス・フェニックスは上振れれば理不尽デッキ筆頭だが、速攻に弱いのが相変わらず厳しい。アンブロッカブルでブロッカーを無視してリーサルを組める【ナーガ】は大きく評価を上げた。

5弾環境総括:ボルバルザークが消えて様々なデッキが開発された

ボルバルザークのデュエプレ史上初のDP殿堂により、ようやく健全な環境が訪れたといえる。

ボルバルはデッキの構築を歪めてでも投入せざるを得ないパワーカードであり、場合によってはデッキの緑・赤マナがボルバルザーク4枚のみでも採用されるという異常事態であった。基本的に10ターン目以降に使えればいいので、序盤~中盤のマナ置きに躊躇する必要が無いのも、その運用に拍車をかけていた。

そんなカードは許されなくて当たり前だ。

 

ボルバル規制によりようやく健全な環境に戻ったといえる。

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