【デュエプレ】環境の歴史 まとめ【デュエルマスターズ・プレイス】

はじめに

用語解説

デュエル・マスターズ(以下DM)には、俗に言うTCG用語が存在する。この記事中でもそのような用語に触れる機会が多いので、初めに触れておく。

文明色同士の掛け合わせによるデッキの俗称

DMのもとになった「マジック・ザ・ギャザリング(MTG)」では、いわゆる「デッキカラー」によって様々な呼び方があった。DMでもトーナメントシーンではそれに倣っていることが殆どである。

また、文明もMTGに倣い

 

火→赤

水→青

自然→緑

闇→黒

光→白

と呼ばれる。

 

特に3色の混色デッキでは、下記のような冠詞をつけられたりする。

・光文明・水文明・闇文明 → ドロマー

・水文明・闇文明・火文明 → クローシス

・闇文明・火文明・自然文明 → デアリガズ

・火文明・自然文明・光文明 → リース

・自然文明・光文明・水文明 → トリーヴァ

・光文明・闇文明・火文明 → デイガ

・水文明・火文明・自然文明 → シータ

・闇文明・自然文・明光文明 → ネクラ

・光文明・水文明・火文明 → ラッカ

・水文明・闇文明・自然文明 → アナカラー

 

例えばドロマー色でバロムをフィニッシャーに据えたデッキだったら「ドロマーバロム」と呼ばれるなど。

3色以上では単に4色なら「4C○○」、5色なら「5C○○」と呼ばれることが多い。Cとはカラー(collar)のこと。

デッキタイプの俗称

広義では「コントロール」と「ビートダウン」の2つに大きく分類されるが、さらに細分化していくことで大きく3タイプに分ける。

・コントロール(低速)

・ミッドレンジ(中速)

・アグロ(高速)

 

コントロールは相手の行動を制限、ないし妨害していくことでゲームの流れを握っていくデッキタイプ。要はゲームを自分の有利なようにコントロールするということである。じっくりと腰を据えて戦っていくデッキなので最も低速であり、攻撃的に攻めるビートダウンの対極。相手とのリソースや盤面を見極めながら要所要所で適切な判断を求められるため、プレイング難易度は群を抜いて高いのが特徴。代表的なデッキは【除去コントロール】。デュエマ黎明期(クラシック)では、このコントロールタイプのデッキが最も強力であった。

ミッドレンジは中速ビートダウンデッキ。特定カード群でのコンボや大型モンスター召喚が主な戦略であり、速攻よりも慎重なプレイングを求められる。自然のマナブーストで大型モンスターの早期召還を狙うビートダウンデッキもこれに当たる。

アグロはいわゆる『速攻』。最もメジャーでわかりやすいタイプであろう。とにかく相手のシールドをガンガンと割っていき、早期決着を目指す。初心者にも扱いやすく、金銭的に安く組みやすい。課金システムのあるこのデュエプレでもそれは同じである。プレイングが比較的容易な反面、直線的な動きにならざるを得ないので、相手目線からすれば対策は比較的容易といえる。

 

環境の変遷と歴史

オンライン対戦である「ランクマッチ」におけるメタゲームを中心に展開していく。

β版

本リリース前のβ版環境では課金が出来ないこともあり、限られたパックしか引けないのでプレイヤー間でのデッキパワーが顕著である。

カード生成が出来るとはいえ、どのデッキにも4投が必須となる『デーモン・ハンド』や『アクア・サーファー』などの汎用シールド・トリガーは軒並みVRに格上げされていたので、必然的にグッドスタッフに寄せた構築が主流に。プレイヤーによる試行錯誤が行われるなか、『ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン』をフィニッシャーに据えた除去コントロールデッキ【ボルメテウス・コントロール】がティア1デッキの代表格として有名になる。

【ボルメテウス・コントロール(クローシス)】

赤青黒の3色で構成される、グッドスタッフ性の高いコントロールデッキ。

火の全体火力、水のドロー、闇の除去とハンデスで盤面をコントロールし、『ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン』のシールド焼却でSトリガーのカウンターすら許さず安全にフィニッシュする。

『デーモン・ハンド』など本来4投必須とされる汎用VRが無くても、『ファントム・バイツ』『デス・スモーク』など闇の誇る優秀な除去カードで十分代用できる。足りないカードがあっても別のカードで代用できる自由度の高さがこのデッキの強み。

とはいえ課金が出来ないβ版では『ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン』を2枚以上手に入れるのは難しいので、純粋な【除去コントロール】と呼んだほうが正しいのかもしれない。

 

第1弾 超獣の始動

2019年12月18日に『デュエルマスターズ・プレイス』が正規リリース。

 

ボルメテウス・カップ(2019年12月18日~12月31日)

デュエプレ正規リリースと同時にスタートしたランクマッチ「ボルメテウス・カップ」だが、リリース直後の不具合でメンテナンスになることも多く、かなり短めな開催期間となった。

特に『アクア・サーファー』『バースト・ショット』『ホーリー・スパーク』『ナチュラル・トラップ』『デーモン・ハンド』のいわゆる「5大シールド・トリガー」は必須級の汎用性を誇るにも関わらずレアリティがVRと集めにくかったため、初期は所持枚数が勝敗に直結するカードパワーを誇った。

リリース直後でプレイヤー人口も多く、カードが揃っていないプレイヤーが大半なので特にゴールド帯以下の環境は混沌としたものだった。

そんな中でも【ボルメテウス・コントロール(クローシス・ボルコン)】は圧倒的な使用率を誇り、相手に何もさせずに完封して勝つというコントロールデッキの性質上、多くのヘイトを集めた(リリース直後の大事な時期にこのような系統のデッキが流行ったのは運営的にも痛かったのではないかと思ったりもする)。デュエプレのボルコンをひとことで表すなら、自分は強力なSトリガーを積めるだけ積んで防御を厚くし、相手にはシールド焼却を押し付けて封じ込めるといったもの。紙媒体のデュエルマスターズとはルールが違うデュエプレでは、Sトリガーが多めに搭載される独特なカウンター環境なのでボルメテウスは非常に強力なフィニッシャーとして活躍した。

しかししばらくすると、比較的安価に組める上に一線級の実力を持つ【赤青速攻】が流行。ボルメテウスを出される前に殴りきるというコンセプトで、クローシスタイプのボルコンを駆逐していった。特に強力だったのは2マナ3000の『奇襲兵ブルレイザー』。1弾環境では多くのプレイヤーが序盤に登場するこのカードの高パワーに苦しめられた。

 

とはいえ、速攻に押され気味だったボルコン側も、優秀な光のブロッカーを投入した赤・青・黒・白の【4Cボルコン】がクローシスタイプのボルコンに変わって主流となり追い上げを見せる。デュエプレのルールであればマナ管理が容易であることから4色以上のデッキもマナ事故の確率がそこまで高くないと認知されたこと、日が経つに連れてプレイヤースキルが向上、剥けるパックも多くなり多くのプレイヤーが汎用Sトリガーを揃えたことなどの外的要因もあった。

この4Cボルコンであるが、殴り返しが可能な光のブロッカー群を横並べし、場が膠着したところに『クエイク・ゲート』を投げて相手のクリーチャーを殲滅するという戦術を搭載。このパッケージはビートダウンに対して絶大な威力を誇り、シールドから飛び出る『デーモン・ハンド』、『バースト・ショット』、『アクア・サーファー』と共に従来型の【速攻】を大いに苦しめた。特に『光輪の精霊 ピカリエ』は破格のスペックを発揮し、「別時代のカードパワー」と叫ばれた(実際ピカリエはクラシック環境からみれば、10年以上後に登場したカードである)。このピカリエの存在から『精霊王アルカディアス』が採用でき、同型に対するメタとして優秀な働きをした。

速攻側も『ペコタン』+『ミラージュ・マーメイド』のコンボでリソースを拡充し圧殺するというプランを取ったタイプも見られたが、そもそも速度が中速寄りになるので同型との対戦に不利が発生するデメリットがある。『火炎流星弾』、『ボルカニック・アロー』、『スパイラル・スライダー』を最大値搭載し、ブロッカー対策を十分に施しても豊富に搭載されたSトリガーはケアしきれない。

 

速攻に対して有利が付く4Cボルコンと、そこに引き続き食らいついていく速攻系列、この2タイプのデッキが環境で蔓延しボルメテウス・カップは幕を閉じる。

 

【ボルメテウス・コントロール(クローシス)】

事前登録者報酬でSRカード「ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン」が全員に配られたため、ボルコンが爆発的に流行。ビギナー帯からマスター帯まで広く見かけるデッキとなった。

既にβ版でも実績を残していた折り紙付きのデッキであるが、β版の項でも解説した通り、構築自由度が比較的高く代替カードでもデッキパワーを十分維持できるのが広く受け入れられた理由といえる。

本来であればデッキスロットに頭を悩ませるのがこのタイプのデッキであるものの、必須と呼べるのはボルメテウスだけだったことから、慢性的にカード不足な初心者でもデッキを組みやすかったというのも流行の一因だろう。

最初に流行したのは、扱いやすい3色(赤・青・黒)のクローシスタイプ。リソースの管理がしやすいが守りが若干薄いのがネックだった。

コントロールデッキの難点としてプレイングには気を使う。

主なカード

  • 『ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン』

フィッシャー。シールド焼却

  • 『エナジー・ライト』

3コストで2ドローの基本呪文。初動で引いておきたいナンバーワン

  • 『勇神兵エグゾリウス』

アンタップキラー。生きる除去として優秀な働きが期待できるうえ、Wブレイカー持ちで基本スペックも良好。ボルメテウス着地からアタックまでの露払い、コントロールを強力に助けるクリーチャー。

  • 『デス・スモーク』

アンタップクリーチャー限定だが確定除去は強力。

  • 『デーモン・ハンド』

説明不要の汎用Sトリガー

  • 『汽車男』、『ゴースト・タッチ』

軽量ハンデスでSトリガー付き。ハンデスは対戦デッキを選ばず有効な戦術である。特に汽車男はSトリガークリーチャーという点でなお強力。

 

【赤青速攻】

火の速攻戦術に水のドローを合わせることでリソースを拡充し、途切れなくクリーチャーを展開していく、王道の速攻デッキ。

要求されるSRが無いので安価で作りやすいうえ、戦術もわかりやすい。

たった2マナで攻撃力3000を誇る『奇襲兵ブルレイザー』、殴り返しを受けない『クック・ポロン』、登場時cipで1ドローの『アクア・ハルカス』は鉄板。デュエプレで強化を受けた

環境初期に流行した【クローシス・ボルコン】に対して有利を取れたことから流行。水の貧弱なブロッカー程度なら難なく突破するうえ、黎明期環境ゆえに苦手となる汎用Sトリガーが環境に蔓延していないことが追い風であった。

主なカード

  • 狂戦士ブレイズ・クロー

火文明最速の速攻定番ウィニー。

  • 『アクア・ハルカス』

説明不要の超優秀カード。水文明の鉄板ウィニー。手札を減らさずクリーチャーを展開できることで、速攻を強く支える。ブロッカー打破の『クリスタル・パラディン』などへの進化元としても大いに期待できる。

  • 『奇襲兵ブルレイザー』

2マナで3000もの高攻撃力を持つ。相手よりクリーチャーが少ないと攻撃できなくなるデメリットアタッカーだが、軽量クリーチャーをバラまき続ける速攻戦術とも噛み合っている。序盤で出せる高攻撃力軽量クリーチャーとして速攻デッキの主軸となった。3000のパワーラインは1弾環境では脅威。

  • 『クック・ポロン』

殴り返しを受けない軽量アタッカー。場持ちの良さは速攻にとって心強い。

  • 『クリスタル・パラディン』

一発逆転も可能なフィニッシャー。ブロッカーをすべて一掃できる。

 

【赤青ヴァルボーグ】

【赤青速攻】にヒューマノイドを投入し、序盤から『機神装甲ヴァルボーグ』の進化速攻で攻め立てるデッキ。爆発力が非常に高い速攻といえるが、反面カウンターによる打たれ弱さが目立つ。

デッキスロットを進化元ヒューマノイドとヴァルボーグに割く以上、どうしてもトップデックの弱さや手札事故の多さに繋がり、ヴァルボーグを引けない時のヒューマノイドの弱さが際立つなど、全体的な安定感は【赤青速攻】に劣ってしまっている。とはいえ3ターン目に降臨するヴァルボーグは、1弾環境ではSトリガーによる運ゲー以外ほぼ受け札が無い。逆に言えば『デーモン・ハンド』が1枚めくれただけで窮地に陥るという、諸刃の剣のようなデッキである。

 

 

※引き続き更新準備中

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