【デュエプレ】環境の歴史と変遷を解説!1弾から20弾まで【歴代環境デッキ・メタゲームまとめ】

第6弾「超獣の転生」環境

有名かつ人気クリーチャーが多数収録 売上もV字回復

ボルバルザークのせいで人気に陰りが見えたのは、TCGもデュエプレも一緒である。

デュエプレは1~2弾が売上のピークであり、どうやら、3~4弾の売り上げは芳しくなかったようだ。

このパックでは往年の人気クリーチャーが多く収録され、わかりやすい強力フィニッシャーの召喚を目指すという単純明快なデッキが多く開発され、初心者や復帰勢にも好まれた。

本家TCGでいうところの「転生編」にあたり、多色カードが1枚も収録されていない。

後述のツヴァイランサーのような問題点もあったが、目玉となる超大型フィニッシャーを前面に押し出したド派手なデッキや『ボルメテウス・サファイア・ドラゴン』の話題性から、デュエプレの売り上げを一気にV字回復させた良パックである。

『ボルメテウス・サファイア・ドラゴン』がコントロールの切り札に TCG元プレミアム殿堂のカードパワー

『ボルメテウス・サファイア・ドラゴン』は、本家TCGでプレミアム殿堂(禁止カード)に長らく指定されていたほどの強力なクリーチャーである。それがそのままのテキストで登場したのだから、かなり話題を呼んでいた。

ボルバルザークのように大きく環境を荒らすのではないか、との心配の声もあったが、結論からいえばそこまで環境を壊さない程度の強カードという立ち位置に落ち着いた。デュエプレの環境では、強力無比な踏み倒し手段が少ないためである。

スピードアタック、T・ブレイカー、シールド焼却のシナジーはやはり強烈であり、マナが伸びるコントロールデッキにおいて、ボルバルザークの後釜として盛んに採用されるようになった。明確なフィニッシャー不足だった【5C天門】、タップスキルの見返りが大いに向上した【カチュアシュート】など、このカードのグッドスタッフ性の高さがうかがえる。

 

また、光以外を封殺するアルファディオス、闇以外を殲滅するドルバロムも、各々優秀なサポートカードを得て充実のデッキを構築することが出来た。

明確な「勝ちに繋げるフィニッシャー」召喚を目指すという、王道なデッキが活躍していたといえる。得てしてこういったデッキはわかりやすく、人気なものだ。

しかし、これらの超大型クリーチャーを召喚して勝つデッキは、後述するあるデッキによって速度が間に合わず轢き殺されてしまい、なかなか結果を出すことが出来なかった。

『クリスタル・ツヴァイランサー』無重力の怪物

最強能力G・ゼロを得たツヴァイランサー。

G・ゼロという強烈な強化をもらった『クリスタル・ツヴァイランサー』。6弾最大の問題児である。最強のフィニッシャーを得た【青単リキッド・ピープル】は別次元の打点形成能力を誇る最強種族へと変貌を遂げた。

もともと『アクア・ハルカス』などの粒揃いなクリーチャーを擁し、効果は優秀だがパワーは貧弱で突破力に乏しく、慢性的なフィニッシャー不足に悩まされていたのが青単というデッキだったのだが、ツヴァイランサーはその穴を完全に埋めた。パワー13000という超巨大サイズに加えTブレイカー、さらにアンブロッカブルでブロッカーを無視しリーサルを決める。

上振れの最大値が非常に高いデッキとして有名で、『アクア・スクリュー』を展開に絡めれば、ツヴァイランサーをG・ゼロで進化させながら2~3枚以上のドローをし、さらに次のツヴァイランサーを引き込みに行くという、かの【赤単轟轟轟】さえ真っ青な驚異的展開が可能。

ほぼ青単専用のカードであった『ストリーミング・シェイパー』は、このデッキにおいて腐る場面がほぼない純粋な強力ドローソースに化けた。マナが無くてもツヴァイならばG・ゼロで場に出るので、過剰ドローは強力無比である。手札を打点に変換できるというデッキの性質上、生半可に盾を割ってくる速攻はすべてカウンターできる。最強トリガーの一角であるアクア・サーファーも、当然ながら自然に4枚投入できるのも強い。

当然、横にクリーチャーが伸びるデッキなので、このデッキをメタするために『アポカリプス・デイ』が流行した。展開しきったあとにこのカードがトリガーしてしまえば、ほぼ逆転は絶望的になる。また、進化元は所詮貧弱なので、細かく進化元を除去され続け、ツヴァイランサーを召喚できない状況に追い込まれるのもつらい。全体除去は当然致命傷である。

だが、上振れした際は理不尽極まりない展開能力で相手に何もさせず勝ち切る、凄まじいパワーのデッキであることに変わりはない。速攻でありながら速攻に強く、プレイングにさえ気を付ければ豊富なドローソースにより、コントロールにも五分以上に渡り合うことが出来る。

 

このデッキが環境に与えた影響は大きく、これからしばらくデッキ構築の上で、ツヴァイランサー対策は避けて通れないようになっていく。ゲーム速度のインフレはこのデッキから始まったといっても過言ではない。

対『ツヴァイランサー』除去コントロール【除去サファイア】

ジェニーは特にツヴァイランサーに対して有効なハンデスとして活躍した。

環境に蔓延するツヴァイランサーに対抗すべく、ボルメテウス・サファイア・ドラゴンをフィニッシャーとした除去コントロールが開発された。

赤青黒のクローシスカラーが一般的で、『ファントム・バイツ』などの軽量除去や『デーモン・ハンド』『地獄スクラッパー』をふんだんに投入し、弱体化したランダムハンデスの代わりに新鋭の『解体人形ジェニー』を採用している。まさに、【ボルメテウスコントロール】の正統進化ともいえる仕上がりのデッキである。

当然、ランダムハンデスといえばこのクリーチャーも外せない。

コントロールゆえにカードを入れ替えることで柔軟に戦うことが出来るのが魅力だが、リソースに長けるブリザードデッキはかなりの難敵となる。また、防御をトリガーに依存しているので盾次第では速攻相手に何もできずに負けることもしばしばある。

『悪魔精霊アウゼス』クリーチャーコントロールのダークホース

環境終盤では、悪魔精霊アウゼスを軸に据えた【アウゼスコントロール】が流行した。優秀なエンジェル・コマンドサポートである『励騎士ヴォイジャー』が光る。

当然、黒白がデッキの基盤となるので、各速攻やツヴァイランサーに対して有効な『天使と悪魔の審判』を自然に複数枚投入できるのが大きい。ヘブンズ・ゲート、バルホルス、ザーディアを搭載することでカウンター性能も高い。さらに、『精霊王アルカディアス』『精霊王アルファディオス』の存在により、除去コントロールに対しても有利が付く。

アウゼスのタップキル効果は、環境に蔓延する巨大クリーチャーに対して有効であり、この環境における1つの回答デッキであるといえる。

6弾環境総括:巨大クリーチャーが大暴れする

環境に大型クリーチャーが多く、特にツヴァイランサーをトリガーで倒せる『デーモン・ハンド』は準必須級のカードとなり、ただ手札に戻すだけのアクア・サーファーは採用率を大きく落とした。

なんといってもツヴァイランサー抜きでは語れない環境であり、対策に多くのプレイヤーが頭を悩ませた。

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