【遊戯王 環境】歴代環境 最強トップデッキまとめ53選!1期~10期までの環境の変遷をすべて解説【動画あり】

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更新履歴 

※2017/11/18更新・・・【真竜】【SPYRAL】追加

※2017/12/17更新・・・【EM竜剣士】追加

※2018/2/26更新・・・【ABC】【シンクロダーク(9期)】追加

※2018/3/18更新・・・youtubeより対戦動画などを追加しました!

※2018/4/15更新・・・【EM魔術師】、【リンク植物】追加、最新デッキ随時更新予定

※2018/5/26更新…【インフェルニティ】、【ライトロード】、【暗黒界】追加

※2018/7/3更新…なんかもう色々追加

 

遊戯王は盛者必衰のゲーム。

何故かと言えば、リミットレギュレーションによって禁止・制限カードが設けられているから。

強すぎるカードは厳しく規制されて、よしんば規制緩和されてもカードプールの増加により既に過去のカード扱いされることもしばしば。

今回は、遊戯王のこれまでの環境(1~10期)で、それぞれトーナメントシーンで活躍したトップメタデッキをまとめる。

 

きわみのすけ

この記事は長いので、時間が無い方は下の目次から見たいデッキを選択してね!

目次

1期(1999~2000)

【エクゾディア】は回避不能。ジャンケンで勝ったほうがデュエルにも勝利すると謳われたほどの凄まじい先行1ターンキル確率はどうしようもあるまい。

また、最初期に使用されていた公式ルールは生贄の概念もなく(後に整備されたルールをエキスパートルールと呼ぶ)、きわめて単純なステータスの殴り合いであった。「遊戯王」ではなく、「マジック&ウィザーズ」であると考えてよいだろう。

エキスパートルール実装前の最強モンスターは御存知『青眼の白龍』。遊戯王はこのカードと共に始まったのである。

きわみのすけ

一番歴史が古いのは、実はバンダイ版の「データカードダス」。上の説明には補足があって、真に「マジック&ウィザーズ」と呼ぶべきなのは、実はこのデータカードダス版。データカードダス時代の『青眼の白龍』は封入率が操作されていて、本当に超激レアカードだったんです。その希少価値も相まって、高額で取引されているようですね。

 

【スタンダード】

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すべての始まり

生贄召喚の概念が無い時代では、如何に最強モンスター『青眼の白龍』を引き当て、その圧倒的なパワーで敵を粉砕!玉砕!大喝采!することが勝利への唯一の道だったといってよい。

とりあえずカードプールもへったくれもないので、ステータスの高いモンスターを詰め込めるだけ詰め込むのが最強デッキということになる。

ぶっちゃけコンボもなにもない。1枚のモンスターを倒すのに2枚以上のカードを使っても仕方がないからである。

とはいえ、楽しかった記憶しかないのは、子供時代の思い出補正なのだろうか…

☆キーカード

『青眼の白龍』

攻撃力3000と圧倒的なパワーを誇る最強モンスター。カードゲーム界で最も有名なドラゴンと言っても過言ではなく、またその美しさはプレイヤーを魅了する、まさしく遊戯王を代表するモンスターである。

『サンダー・ボルト』

敵モンスターを一掃するパワーカード。この時代においては、青眼に対抗できる唯一の汎用カードとしての役割も担う。

『死者蘇生』

遊戯王の象徴とでも呼ぶべき最高のリアニメイトカード。

『光の護封剣』

敵の攻撃を一方的に3ターンもの間封殺する。

【エクゾディア】

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高速ドロー&サーチで『封印されしエクゾディア』を揃え即殺

遊戯王黎明期、今のようなルールも全く整備されておらず、高い攻撃力で敵を殴り切ったほうが勝ちという最もスタンダードな時代であったとともに、5枚のパーツを揃えれば無条件で勝利することの出来る『封印されしエクゾディア』を高速で揃えることに特化したデッキが最恐デッキとして君臨。

なにせ、今のように制限カードの概念もなく、各エクゾディアパーツを3枚ずつフル投入できたうえ、『強欲な壺』『天使の施し』などの超高性能のドローカードの存在、エラッタ前の『クリッター』『黒き森のウィッチ』の強力無比なサーチ(当時はフィールドだけでなくどこからでも墓地にさえ送られれば効果が発動できた)で現在とはくらべものにならないほど素早くエクゾディアによる特殊勝利を達成できた。

異常なほどの高確率でエクゾディアが揃う、ゲームの体を為していない理不尽すぎるデッキである。

きわみのすけ

こんなの絶対おかしいよ

☆キーカード

『封印されしエクゾディア』

現在も活躍するソリティアデッキの代名詞。

『クリッター』、『黒き森のウィッチ』

汎用性の高すぎるサーチ効果を持つ。エクゾディアパーツをピンポイントでサーチする。

『強欲な壺』、『天使の施し』

最高のドローカード。

※関連記事:こちらの記事も併せてお読みください。

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2期(2000~2002)

単体でも極めて強力なカードが立て続けに登場し、環境を支配。特にハンデスカードは余りにも極悪であり、フィニッシャーの八咫烏は更にそれを冗長させた。

きわみのすけ

環境が整備されてきたけど、まだまだカオスです。

※関連記事

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【スタンダード・ビートダウン】

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強力なカードを詰め込めるだけ詰め込んだシンプルなデッキ

『キラートマト』、高攻撃力の『ブラッド・ヴォルス』など優秀なリクルーター・アタッカーをそろえ、フィニッシャーとして『デビル・フランケン』などを据えた、シンプルながら非常に強力なスタンダードタイプのデッキ。

現在では禁止カードである反則的強さのカードがふんだんに詰め込まれており、それらは単体性能が極めて高いためどのタイミングで引いても一発逆転すら狙えるような汎用性が最大のウリ。相手の凶悪なトラップを一方的に潰せる『人造人間-サイコショッカー-』は採用率トップにまで上り詰めた。

ハンデス三種の神器は先行絶対有利を不動のものとしたし、『八咫烏』はデュエルを終焉に導く遊戯王史上最悪の極悪カードだった。

☆キーカード

『ブラッド・ヴォルス』、『ヂェミナイ・エルフ』

そのまま通常召喚できるモンスターの中では1900という最高攻撃力を誇る。当時のデッキではほとんどすべてのデッキで採用されていた

『人造人間-サイコショッカー-』

高攻撃力に加え、相手の罠を封殺するという強力な効果で一時代を築く。

【八咫ロック】

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八咫烏(ヤタガラス)が希望を奪う

豊富なハンデスカードで相手の手札を破壊し、ドローロック効果を持つ八咫烏で相手に何もさせずに勝つ極悪デッキ。

八咫烏が禁止になるまで活躍した。

八咫烏の異常なカードパワーも際立つが、やはりハンデスカードは最悪の一言に尽きる。

☆キーカード

『八咫烏』

遊戯王史上最悪レベルのパワーカード。後述のハンデスカードと組み合わせることで相手を完全封殺できた。一度攻撃を通すだけでも相手に甚大な被害を与えることが出来る。

『押収』、『強引な番兵』、『いたずら好きな双子悪魔』

ハンデス3種の神器と呼ばれる超凶悪なハンデスカード。手軽に使えて、相手の手札をズタズタにする。これらのカード計9枚体制の環境では、豊富なドローカードも現役だったと考えると、先行を取ったほうが勝ちと言っても過言ではあるまい。

動画

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3期(2002~2004)

『カオス』の襲来、開発が進んだ凶悪極まりない1ターンキルデッキ、相変わらず猛威を振るうハンデスと八咫烏…と、遊戯王の中でも暗黒期に数えられる期間である。

また、この時期の最終盤にこれまでの遊戯王史の総まとめ的な書籍として、今後毎期の節目に出版されることとなる『マスターガイド』が発売された。

こちらは各種カードの歴史に加え、世界大会の結果や流行デッキの解析などを全て網羅しているうえに、色々なカードの背景ストーリーを掲載しており、非常に面白い。

初心者にもわかりやすく、上級者も満足という、まさしくOCGの集大成であり「お祭り本」と呼ぶに相応しい。

管理人も全巻購入しているが、カバーはマット調の滑らかな素材であり、高級感すら漂う素晴らしい仕様だ。

特に面白い各種カードの背景ストーリーはこの本でしか読むことが出来ないため、興味のある方は是非読んでみていただきたい。

きわみのすけ

カオス襲来!この時代の混沌っぷりは凄かったですね。
オススメ書籍『マスターガイド』シリーズ

【カオス】

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暗黒時代到来 カオスの脅威

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『混沌帝龍(カオスエンペラードラゴン)-終焉の使者-』、『カオス・ソルジャー-開闢の使者-』の登場とともに環境を席巻。『カオス』と呼ばれるこの二枚のカードは、光属性と闇属性を墓地から除外するという緩すぎる召喚条件とは裏腹に、あまりにも強力過ぎるモンスター効果で環境を光と闇に染め上げた。

更に、終焉の使者とクリッターのコンボで八咫烏を手札に加えるという、文字通りデュエルを終わらせる攻撃性能が凶悪さに拍車をかけた。まさしく終焉に導く暗黒の使者である。

☆キーカード

『混沌帝龍(カオスエンペラードラゴン)-終焉の使者-』

3000という高攻撃力もさることながら、凶悪なリセット効果を内蔵するまさしく終焉に相応しい最強のエンドカード。流石にオーバースペックすぎるカードだったため、すぐに制限、禁止化が為される。少し前までは禁止カード筆頭モンスターであった。現在ではエラッタされ禁止解除がなされている。

『カオス・ソルジャー-開闢の使者-』

万能除去に加え、敵に2回攻撃することのできる3000攻撃力。圧倒的な攻撃力で環境を席巻した。非常に人気が高いカードでもある。現在ではエラッタなしで制限解除となっているためそのパワーを存分に発揮できるが、このパワーカードですら滅多に使われなくなるほどに現在の環境はインフレ化が進んでしまった。

『第六感』

最強のドロー&墓地肥やしカード。5か6の賽の目が出れば負けは必至である。

『魔導戦士ブレイカー』、『異次元の女戦士』

優秀な光&闇モンスターが多く投入された。

動画

【サイエンカタパ】

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高すぎる1ターンキル率で環境席巻、環境を荒らし尽くした超極悪先行1キルデッキ

3期中盤以降、『カオス』召喚すら許さぬ高スピードで1ターンキルを目指すデッキがこの時代に多く開発されたが、この【サイエンカタパ】は最たるものである。

『魔導サイエンティスト』は単体でも極めて強力なパワーカードだが、『カタパルトタートル』と組み合わせることでいとも簡単に先行1ターンキルを達成できた。その確率は歴代のソリティア系デッキの中で最も高いと言われるほどであり、1キル系デッキの中では飛びぬけた安定性を誇る。

1ターンキルを達成できずとも魔導サイエンティストの攻撃性能は凄まじいものであるし、減ったライフを一瞬で削り切るカタパルトタートルが中盤以降に召喚されるだけでもゲームが終わりかねないので、バーンデッキの恐怖を世に知らしめたデッキでもあった。

『名推理』『モンスターゲート』によるキーモンスター2種の安定供給に加えて、1キルパーツが2種で完結しているために他のデッキスロットを汎用カードで埋めることが出来たため、抜群の安定感を誇るワンターンキルデッキでありながら、尚且つ殆ど手札事故の心配もなくビートダウンも行うことが出来るという別次元の強さを持ったデッキとして環境を食い尽くした。

手札誘発で先行ワンキルが止まる現在の環境とは違うのである。

☆キーカード

『魔導サイエンティスト』

1キル用コンボパーツかつこのデッキのキーカードでありながら、単体性能も極めて強力であるという恐るべき汎用性のカード。

『カタパルトタートル』

モンスターを射出するバーンカード。専ら『名推理』や『モンスターゲート』などでも特殊召喚された。

【現世と冥界の逆転】

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自分のターンが回ってくると同時に負けるという理不尽さ

『処刑人ーマキュラ』を墓地に叩き込んだのち、自分の墓地のカードを15枚以上肥やしたあと『現世と冥界の逆転』を手札から発動。相手はドローフェイズにデッキデスでドローできずに敗北という理不尽極まりないデッキ。

『現世と冥界の逆転』のパワーが際立つ。この頃は、このようなデッキ破壊系のデッキも流行しており、特に相手に嫌われたと言っていいだろう。

☆キーカード

『現世と冥界の逆転』

緩い発動条件で相手のデッキと墓地を入れ替える。先行1ターン目で発動できれば当然相手のデッキは0枚となり勝利が確定する。

動画

4期(2004~2006)

これまでの超強力カードが次々と禁止カード化され、環境に沈静化が図られた。凶悪な1ターンキル系のデッキは鳴りを潜め、純粋なビートダウン系のデッキが活躍し始める環境が整備されたと言っていいだろう。

また、この時代から環境を荒らすような強力カードが登場しても、すぐに規制されるようになる。

きわみのすけ

この時代から急激なインフレは落ち着いてきます。サイバー・ドラゴンのような明確なパワーカードもあったけどね。

 

【変異カオス】

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カオス全盛

『サイバー・ドラゴン』『死霊騎士デスカリバー・ナイト』などの優秀なモンスターの登場によって、更に光属性と闇属性が充実。

『終焉の使者』禁止化によって【カオス】全盛ほどの凶悪さは無いが、『開闢の使者』をフィニッシャーに据え、光・闇属性の優秀なアタッカーでビートダウン、更に『サウザンド・アイズ・サクリファイス』を『突然変異』で召喚するなど、優秀なコンボエンジンを多く搭載し他デッキを圧倒。『突然変異』の存在によって『スケープ・ゴート』が攻防一体のカードと化した。

☆キーカード

『突然変異』

弱小モンスターも強力な融合モンスターに変換できる凄まじい攻撃性能を誇るカード。

このカードの存在によって、『スケープ・ゴート』が攻防一体のカードと化した。羊トークンが最強の融合モンスター『サウザンド・アイズ・サクリファイス』に変異するのは脅威的である。更に、開闢の使者を『サイバー・ツイン・ドラゴン』などに変換させるなど、用途は多岐に渡る。

『サウザンド・アイズ・サクリファイス』

相手の攻撃をシャットアウトし、敵モンスターを除去することの出来る強力な融合モンスター。『月読命』とのコンボで毎ターン相手モンスターを一方的に除去できる超凶悪な性能と化す。

『スケープ・ゴート』

突然変異させることで『サウザンド・アイズ・サクリファイス』となる。 防御カードとしても優秀の一言で、単体でもコンボでも大活躍の強力な汎用カード。

『阿修羅(アスラ)』

光属性であり、スケープ・ゴートの羊トークンを壊滅させる攻撃性能を持つ。

『サイバー・ドラゴン』

革新的な特殊召喚能力を持つ優秀なアタッカー。しかも光属性である。

『月読命』

光属性。サウザンド・アイズ・サクリファイスとの強力コンボもさることながら、相手盤面の切り崩しまで1枚でやってのける優秀カード。

【カオス】

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カオスは死せず!

カオス・ソルジャー禁止化によって、完全下位互換と見られていた『カオス・ソーサラー』が注目される。光と闇のビートダウンデッキと化した【カオス】は最後の輝きを見せる。

☆キーカード

『カオス・ソーサラー』

終焉、開闢と比べれば下位互換としか言いようがないが、それでも容易な召喚条件、強力な効果で環境をリード。

5期(2006~2008)

『カオス・ソーサラー』の禁止化によってついに【カオス】の時代は終わりを告げ、様々なデッキが鎬を削る、群雄割拠の時代に突入していくのであった。

ビートダウンが変わらず環境の主流ではあるが、逆境を跳ね返すパワーを持つ『冥府の使者ゴーズ』の登場により、デュエルは心理戦の様相を呈する。このゴーズや『E.HEROエアーマン』などの強力なモンスター、サーチ・サルベージ手段が増えたこと、更にコンボデッキの増加により、キーカードをピーピングして潰せる『ダスト・シュート』と『マインドクラッシュ』の2種が新たなハンデス・コンボとして大暴れした。

また、終盤に『マスターガイド2』が発売。 シンクロ転換期の貴重な資料が載っている。

きわみのすけ

この時代が一番平和だった気がする。
オススメ書籍『マスターガイド』シリーズ

【帝】

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アドバンス召喚の代表格 確実にアドバンテージを奪う優秀モンスター群

殆ど反則な召喚条件を持つ『カオス』とは対照的に、生贄召喚(アドバンス召喚)により確実にアドバンテージを奪取するオーソドックスなビートダウンデッキが台頭。

それが、この【帝】デッキである。

各属性に1体以上存在する各種帝モンスターは、召喚した際に発動する誘発効果を持ち、その優秀な効果で確実にアドバンテージを奪えるうえに、攻撃力も水準以上でアタッカーとしての運用も可能。特に『風帝ライザー』と『邪帝ガイウス』は、その汎用性の高さから現在の環境でも十分に通用するほどである。

『黄泉ガエル』などのアドバンス召喚サポートと極めて相性がよい。シンプルゆえにわかりやすく強力なデッキであり、初心者が最も手を付けやすいといえるのではなかろうか。

☆キーカード

各種帝カード

デッキタイプや環境によって著しく採用率は変化するが、概ね『風帝ライザー』と『邪帝ガイウス』の2種は採用される。6期以降のシンクロ時代においても、レベル体が6のためシンクロの☆調整における使い勝手のよさもあり、多く採用されていたほど。

【サイカリエアゴーズ】

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安定性と爆発力を兼ね備えたスタンダードデッキ

『冥府の使者ゴーズ』『E・HEROエアーマン』『サイバー・ドラゴン』『死霊の騎士デスカリバーナイト』、それぞれの名を冠したデッキ。これら単体でも強力なモンスターでビートダウンを行っていく。

☆キーカード

『 冥府の使者ゴーズ』

ビートダウン全盛の時代の中で、攻防一体の強力カードとして大活躍。切り返しの一手にも、相手の攻撃を躊躇させる心理的アドバンテージにも繋がり、環境を一変させたほどの重要カードとなった。

『E・HEROエアーマン』

エアーマンでエアーマンをサーチできるので、このカードはどんなデッキにも3枚詰むだけで活躍が見込めた。魔法罠を破壊する効果も有能。

『サイバー・ドラゴン』

引き続きビートダウンデッキの顔とも呼べるべき大活躍。

『死霊の騎士デスカリバー・ナイト』

優秀な効果、高い攻撃力で場を支配。

【デステニー・ライダー】

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すべてを封じる光と闇の竜(ライトアンドダークネスドラゴン)

『光と闇の竜』をフィニッシャーに据え、『D-HEROディスクガイ』で手札を整えつつ光と闇の竜召喚を待つ。光と闇の竜が破壊されたときの効果でにディスクガイを蘇生させることで2ドローすることができ、更にアドバンテージを稼げるためシナジーは抜群だった。

優秀なデステニーヒーローサポートカードを無理なく投入でき、特殊召喚出来ない最上級モンスターをフィニッシャーに据えながらも、安定性の高さが大きな魅力。

☆キーカード

『光と闇の竜』

すべてを無効にする竜。黄泉ガエルなどの明確な弱点もあったが、破壊されたあともディスクガイを蘇生させることでリカバリーが効いた。

『D-HERO ディスクガイ』

墓地から蘇生するだけで2ドロー出来るとんでもないモンスター。 現在禁止だが、エラッタでもされない限り未来永劫解除されることは無いだろう。

『デステニー・ドロー』

ディスクガイを手札から墓地に捨てることができるため、単なる手札交換以上の意味を持つ。

【除去ガジェット】

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アドバンテージの塊!

召喚すると後続をサーチできるガジェットで戦線を維持し、相手のモンスターは豊富な除去カードで倒す。アドバンテージ差で圧倒するデッキである。なにせ、こちらのガジェットモンスターは倒されても枚数的な損失は無い。高速デッキには弱いが、この時代はビートダウンが主な時代なのだ。

しかしながら、このデッキは後にエクシーズ召喚という大きな武器を得て長きに渡って活躍することになるのである。

☆キーカード

『レッド・ガジェット』、『グリーン・ガジェット』、『イエロー・ガジェット』

各種ガジェットカード。お互いをサーチし合う相互サーチの関係にあるため、モンスターを切らさず戦うことが出来るのである。

『地砕き』、『地割れ』、『次元幽閉』

スタンダードな除去。

【ドグマブレード】

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マジカル・エクスプロージョンの脅威 恐るべき先行1ターンキルデッキ

このデッキは、墓地の魔法カードの枚数に比例して相手にバーンダメージを与える『マジカル・エクスプロージョン』によって先行1キルを目指すデッキである。

…が、デッキ内のカードほぼすべてを使用するので、これまでのデッキ破壊やエクゾディアなどの先行1キルデッキとは比較にならないほどプレイング難易度が高いのが特徴。

墓地、手札、除外ゾーンに加えてデッキに眠るカードの残り枚数の把握、すべてを利用しなければならない。ドローカードやサイバー・ヴァリーと次元融合によるループなど、まさしく”一人遊び(ソリティア)”と呼ぶに相応しいデッキであった。

手札事故の可能性が低いため安定性が非常に高く、文字通り相手に何もさせないまま勝負が決してしまうため、批判が多いデッキであったが、要所にメタカードをぶつけられると動きが止まるので、マッチ戦を強いられる公式大会などでは結果を残せなかった。

とはいえ、極悪無限ループコンボなど与えた環境に与えた衝撃は非常に大きかったといえる。

☆キーカード

『マジカル・エクスプロージョン』

要はマダンテ。デッキを掘り進めてこのカードを引き込み、相手のスタンバイフェイズに2枚叩き込んで先行1キルを完成させる。

『D-HERO ドグマガイ』

『トレード・イン』と『デステニー・ドロー』両種のコストに対応しているために使われているだけのカード。デッキの名称に冠されてるのに。

ただ、たまに召喚できると盤石な1キルとなる。

『神剣-フェニックス・ブレード』

現在もループコンボなどで悪用されることの多い装備魔法カード。デッキ名の「ブレード」はこのカードから。このカードも専らコスト要因に過ぎない。

『サイバー・ヴァリー』

自身を除外してドローする効果を何度も使用して手札を増強させる。『混沌の黒魔術師』と『次元融合』との極悪ループコンボで除外ゾーンとフィールドを飛び跳ねる。このデッキで最も重要なカードの1枚。

 

6期(2008~2010)

『シンクロ召喚』の導入により、一気に環境が高速化。『ライトロード』などのデザイナーズデッキが活躍し始めた。シンクロ召喚は実装当初から非常に強力にデザインされており、特殊召喚の多用化により環境が高速化したため、従来の中速型ビートダウンデッキではまるで歯が立たなくなるほどのインフレが始まってしまったのであった。

シンクロ召喚は画期的なシステムであったが、スタンダードタイプのデッキを駆逐してしまう原因となってしまった。だが、これまでのスタンダードデッキの「主要下級モンスターはすべてレベル4のみで構成」の根底を覆す大事件でもあった。低レベル・低ステータスでも、シンクロ素材となり得るというだけで評価される時代が到来したのである。

 

シンクロ召喚の導入は、過去のモンスターが再評価される最も大きな転換期となったといってよい。特に、後述の『レスキューキャット』は実戦的すぎるシンクロサポートで一気にスターモンスターとして環境に君臨した。

きわみのすけ

シンクロの衝撃たるやすさまじいものだった。初期のシンクロモンスターに関しては明らかに調整ミスで、『ブリューナク』と『ゴヨウ・ガーディアン』の汎用性たるや…コナミはこれの反省を活かして、エクシーズ以降は(最初だけは)慎重にデザインしているみたいですね。

 

【レスキューシンクロ】

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シンクロ覚醒!全てのデッキを過去のものとした初めての実戦型シンクロデッキ

この愛くるしいイラストのマイナーカードが、シンクロ召喚の実装によって凶悪なカードに変貌するとは誰が想像できたであろうか?

現在はエラッタ済だが、エラッタ前はターン制限も無く、リクルートしたモンスターの効果も無効化されていなかった。このカード1枚から『ゴヨウ・ガーディアン』や『氷結界の龍ブリューナク』が召喚されるのはもはや鉄板であり、『早すぎた埋葬』をブリューナクや『アームズ・ホール』で使いまわすことで1ターンキルも極めて容易だった。『ダーク・アームド・ドラゴン』という非常に強力なフィニッシャーもおり、【シンクロダムド】とも呼ばれる。

従来のビートダウンデッキとは一線を画す別次元の強さを見せつけ、シンクロ召喚の強力さを世に知らしめたデッキとなった。

☆キーカード

『レスキューキャット』

このカード1枚からレベル4~6シンクロモンスターを特殊召喚できるため、一気に環境を席巻。 出た当初は無名カードだったのに、禁止カードにもなった。異例すぎる大出世を果たしたカードであるといえよう。

この時期の大活躍によって『レスキュー』がシリーズ化した。後輩カードでもある『レスキューラビット』もエクシーズデッキで一時代を築いている。

『氷結界の龍ブリューナク』

エラッタ前は数多くのループコンボが存在していたほどの強力効果を内蔵していた、このデッキにおける最重要シンクロモンスター。自身の効果で『早すぎた埋葬』を使い回せば『ダーク・アームド・ドラゴン』の召喚条件を満たすことも極めて容易。

『ゴヨウ・ガーディアン』

高攻撃力と優秀過ぎる効果で環境を制圧。ゴヨウ・ラインと呼ばれる、攻撃力2800以下のモンスターは評価が下がる風潮を作った。

ゴヨウ・ガーディアンとブリューナクは、シンクロ黎明期ゆえに素材縛りがなく、緩い召喚条件とは裏腹にあまりにも強力な効果を持っていたために環境に与えた影響は甚大であった。

『Xセイバー・エアベルン』

獣族レベル3チューナーであり、レスキューキャットから登場する。非常に有用かつ実用的なハンデス効果も持つ。シンクロをせずともレスキューキャットからこのモンスターが2体リクルートされ、両方のダイレクトアタックを通せば絶大なアドバンテージを得ることが出来る。

『早すぎた埋葬』

「装備魔法カードである」「このカードが外れても蘇生されたモンスターは破壊されない」ことから、ブリューナクとの凶悪コンボでレスキューキャットを使いまわす戦術が大流行。当時は制限カードだったが『アームズ・ホール』のおかげで4枚体制に等しく、死者蘇生などよりも遥かに強力な働きをしていた。

動画

【剣闘獣(グラディアルビースト)】

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世界大会でも優勝!最後の純正ビートダウンデッキ

戦闘を介すことで効果を発揮し、切り札である融合モンスター『剣闘獣ガイザレス』でアドバンテージを獲得、相手のカードは『剣闘獣の戦車』でカウンターしていく、まさしく”王道を征く”ビートダウンタイプのデッキ。これぞ遊戯王、といったデザイナーズデッキで、対応力が非常に高く苦手とするデッキが殆ど存在しない、汎用性の高い丸さを持つデッキである。

当時、凶悪なシンクロモンスターである『氷結界の龍ブリューナク』『ゴヨウ・ガーディアン』が暴虐の限りを尽くしていたが、そうしたシンクロタイプのデッキと互角以上に渡り合った、数少ないデッキ。

他国とのカードプールの違いからシンクロが使用できなかったことも相まって、世界大会優勝デッキとなった実績もある。

☆キーカード

『剣闘獣ベストロウリィ』

ガイザレスの融合素材指定元であるため、特に重要な一体。

『剣闘獣ガイザレス』

アドバンテージを奪う、このデッキで最も重要な融合モンスター。

【ライトロード】

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長きに渡って活躍した強力デザイナーズデッキ

今では特定カテゴリのデザイナーズデッキは環境に甚大な影響を与える存在だが、このライトロードは初めてトーナメントシーンに出現した強力なデザイナーズデッキである(上記のグラディアルビーストは若干後のほう)。

このデッキの共通テーマは「墓地肥やし」。すべてのモンスターは光属性で統一され、種族はバラバラではあるが殆どのモンスターが墓地肥やしに長ける。そして、ライトロードモンスターが4種類墓地に存在することで召喚できる切り札『裁きの龍』降臨を目指すのがこのデッキの基本戦術となる。

「墓地は手札」と呼ばれるほど墓地利用が重要視される遊戯王のゲーム性にマッチしており、『ライトロードハンター ライコウ』など単体でも優秀なカードも目立つため、他のデッキにおいても重宝されることも多い。

シンクロ黎明期において、シンクロ召喚を主軸としないながらも強力なシンクロデッキと渡り合ったデッキの1つ。6期最序盤は【シンクロダムド(猫シンクロ+ダムドビート)】、【剣闘獣】、【ライトロード】の三つ巴と化した。

☆キーカード

『裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)』

強烈なリセット効果を内蔵するライトロードの切り札。この時期のマスタールールでは起動効果に「優先権」があったので、実質的に『神の宣告』などのカウンタ―以外にこのカードを止める術はなかった。

『ライトロードハンター・ライコウ』

リバース効果でカードを破壊する、『人喰い蟲』の完全上位互換。カードを破壊した後に墓地肥やし効果処理を挟むため、相手のカード発動のタイミングを逃したりすることができ、実戦では額面以上にハイスペックなカードである。攻撃力、モンスター効果、レベル、属性、種族すべてがこの時代にマッチしており、猫シンクロでも非常によく採用されていた。ジャンク・シンクロンやデブリ・ドラゴンとのとのシナジーもバッチリであり、シンクロ時代の屋台骨的存在。

【シンクロアンデット】

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無慈悲な高速ダーク・シンクロと『ダーク・ダイブ・ボンバー』

アンデットチューナー『ゾンビキャリア』の登場により、アンデット族の天下が始まる。シンクロ召喚は素材が墓地に送られる都合上、再利用が効きやすい。そのため、元より墓地で真価を発揮するアンデットの独壇場と化した。シンクロ召喚は能動的に場のモンスターを墓地へ送ることが出来るため、アンデットモンスターとの相性が抜群だったのである。

更に同時期に登場した『ダーク・ダイブ・ボンバー』は、驚異のバーン性能でワンターンキルを極めて容易なものとさせた。その強さは、大会使用者の8割以上がこのデッキで占められていたほどである。遊戯王暗黒期の1つに数えられるほどのデッキであった。

☆キーカード

『ゾンビキャリア』

アンデッド族のチューナーというだけで強力なのに、自己蘇生効果を内蔵しているため死角が無かった。

『ゴブリンゾンビ』

シンクロ素材になっても効果を発動できるため、ブリューナクで墓地に能動的に捨てるアンデッドを手札に加えることができた。

『D-HERO ディアボリックガイ』

簡単ににレベル6シンクロ素材を場に用意できる。

『ダーク・アームド・ドラゴン』

闇デッキ最強の切り札。この時代は闇デッキでなくとも、シンクロモンスターの登場によって墓地調節が容易になったため、ありとあらゆるデッキに採用された。

『緊急テレポート』

優秀なサイキックチューナーをデッキから呼び出す。汎用性の高い速攻魔法であり、専らダーク・ダイブ・ボンバーを呼び出すのに使われていた。

『ダーク・ダイブ・ボンバー』

史上最悪のシンクロモンスター。現在ではエラッタされ禁止解除されているが、当時はダーク・ダイブ・ボンバーの召喚を許す=デュエル終了という認識であった。エクストラモンスターという都合上、汎用チューナーを入れればどんなデッキでもお手軽バーンデッキと化してしまう凶悪な性能が問題視された。

【BF】

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驚異的な柔軟性!最良の強さ

BF(ブラックフェザー)は、かなり長期に渡って環境の第一線で戦い抜いたデッキである。その強さの秘密は、どんなデッキとも互角以上に渡り合える地力の高さ・丸さであるといえよう。

アドバンテージ獲得能力に長け、最大の武器である『ゴッドバードアタック』の存在から、苦手らしいデッキが殆ど存在しないのである。単体で優秀な効果を持つモンスターが多く、それ1枚で戦況を覆せるカードが多いのも魅力。展開力にも優れ、1ターンキルも可能。多くのトッププレイヤーに長く愛されたデッキと言えるだろう。

☆キーカード

『BF-疾風のゲイル』

チューナーであり、単体で2800までのモンスターを処理できる優秀過ぎる効果、更に自身を特殊召喚可能と非の打ちどころがない。

『BF-蒼炎のシュラ』

リクルート効果を持つ優秀なアタッカー。当時、BFを相手取る際はシュラに破壊されるリスクを伴うため、うかつにモンスターを場に出せなかった。

 『BF-月影のカルート』

BFモンスターを強化する効果を持ち、シュラとの相性は抜群であった。BFの汎用性の高さを支える屋台骨。

『BF-極北のブリザード』

一枚からシンクロ召喚が可能。単純にモンスターを増やすというアドバンテージ獲得にもなり、ゴッドバードアタックを発動することで1:2交換するという運用も多く見られた。

『黒い旋風』

BF最強のメインエンジン。脅威的なアドバンテージカードとして君臨。

『ゴッドバードアタック』

最高の除去として必須カードとなった。ゴッドバードアタックを上手く扱えるか否かが、BF使いとしての分水嶺であった。

 

7期(2010~2012)

シンクロ召喚による環境の高速化は更に加速。

だが、近年稀に見るほどの群雄割拠の様相を呈した時代でもある。

更に、途中から『エクシーズ召喚』システムが登場。デュエルは更なる多様性の時代に突入する。

また、恒例になりつつある『マスターガイド』は最新の『マスターガイド3』が発売。

このマスターガイド3には、強力シンクロモンスターである『シューティング・クエーサー・ドラゴン』が付属したこともあり、週間売り上げ書籍1位に輝いたほどの実績を持つ。

きわみのすけ

個人的にはこの時期が一番好き。シーズン通して本当に群雄割拠っていう感じでした!

 

オススメ書籍『マスターガイド』シリーズ

【BF】

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対応力の高さが光る

前環境デッキが軒並み規制で沈んだのに対し、BFは引き続き続投。メタビート寄りに構築を寄せ、やはり『ゴッドバードアタック』の存在がどのデッキに対しても対等以上に戦える対応力の高さを可能にしたのだ。毎回のように規制を食らっても環境に併せて投入するカードを取捨選択し、生き残るその地力の高さには感嘆せざるを得ない。

その汎用性の高さがトップメタたる証なのであろう。

☆キーカード

『強欲で謙虚な壺』

黒い旋風などの強力カードの規制は免れなかったものの、新規サーチカードで補った。メタ寄りとなったBFには必須となったカードである。

『王宮の弾圧』

特殊召喚メタで制圧。

【インフェルニティ】

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圧倒的サティスファクション!!連続特殊召喚ソリティアの代名詞

ハンドレス・コンボという、手札が0枚の場合に強力な効果を発動する特別なカード群で構成されたデッキだが、手札0枚時の圧倒的な展開能力は他の追随を許さない。

極めて高いプレイングセンスを要求されるうえ、デッキ構築難度も高い超玄人向けデッキである。メタカードも多いうえ事故率も高いが回り切ったときのインフェルニティは手が付けられない。

ソリティアによるワンターン・キルが基本戦術で、最初期にはトリシューラ3体を並べることすら容易だったため、先行ハンデスデッキとも呼ばれた。

今なおカードプールの増加によって新たなソリティアルートが開拓されるほど展開能力が飛びぬけている。なお、回り始めると本当に一人回しソリティア状態となるため、大会では時間制限に引っかかるであろうし、フリーでは嫌われる。

5Ds屈指のネタ人気キャラである鬼柳が劇中使用したデッキであり、満足デッキとも呼ばれる。自分だけ満足する戦術を多用するのでまさに言い得て妙である。

☆キーカード

『インフェルニティ・デーモン』

インフェルニティのキーカード。ハンドレス・コンボ始動に無くてはならない存在。

『インフェルニティ・ビートル』

チューナーであり、自身をデッキから呼び寄せるハンドレス・コンボを持つ。シンクロソリティアルートに必須の存在。

『インフェルニティ・ネクロマンサー』

インフェルニティを蘇生させるハンドレス・コンボを持つ。非常に有用な効果なのだがプレイングセンスを要求される。

『インフェルニティガン』

インフェルニティに驚異的な爆発力を獲得させるに至った元凶。即効性のある魔法でありながら、インフェルニティモンスター2体を蘇生させるおっかないハンドレス効果を持っている。この効果を発動させた時点で手札が0枚なのは確定なため、蘇生させたインフェルニティモンスターも連鎖的にハンドレス・コンボを発動させていくのでとんでもないアドバンテージを生み出す。

『インフェルニティ・バリア』

ハンドレスの場合に発動できるカウンター。先行でモンスターを展開しきった後にこれを複数枚構えるのが必勝パターン。

【六武衆】

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他を圧倒する制圧力!

マイナーデッキに過ぎなかった【六武衆】が、『真六武衆』のリリースで超強化を果たす。

海外からやってきた『六武の門』のカードパワーで瞬く間に環境トップデッキに君臨する。恐ろしいほどの展開力がウリで、回り始めれば手が付けられない凶悪なアドバンテージ獲得能力を誇る。瞬間的な殺傷能力と魔法・罠に対する制圧能力は7期のデッキ群の中でも最強であろう。先行で大量展開し真シエンによる魔法罠制圧に加え、『神の警告』などの優秀な罠カードを積むことで相手の切り返しを封じ、自分のターンが回ってきたらそのままワンショットする戦術が流行。

今思えば、現在の環境まで続く先行制圧からの返しでワンキルというデッキタイプの流行は、このデッキから始まったとも思える。

☆キーカード

『六武の門』

六武最大のパワーカード。サーチを連発し、ワンキルまで持っていく。複数枚展開されると手の付けようがない。

『真六武衆-シエン』

強力な制圧モンスターであり、六武衆のフィニッシャー。このデッキでは六武衆のシンクロモンスターであるというだけでアドバンテージなのに、単純ながら強力な無効効果持ち。複数体並べば突破は容易ではない。

『真六武衆-カゲキ』、『六武衆の影武者』

カゲキから影武者を特殊召喚し一気にシエンへと繋げる。

『紫煙の狼煙』

安定化に貢献するサーチカード。

【デブリダンディ】

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シンクロ召喚の完成形

シンクロ召喚を突き詰めていった結果完成したハイブリッド型デッキ。主に植物族をメインに据えた構築となりながらも、豊富な墓地肥やしと単体性能の高いモンスターでシンクロ召喚を狙う。『デブリ・ドゴン』『ダンディ・ライオン』を使いまわし、生成された綿毛トークンを利用し更なる連続シンクロを狙っていく。最も流行したシンクロ召喚系デッキの1つだ。様々なカードを投入できる柔軟さが魅力でもある。

シンクロ全盛の時代における、スタンダードタイプのデッキといえるだろう。

☆キーカード

『デブリ・ドラゴン』、『ダンディライオン』

様々なシンクロ・コンボの起点となる重要カード。

『グロ―アップ・バルブ』、『スポーア』

自己再生能力を持つ植物族チューナー。デメリットも無しで蘇生できるため汎用性は極めて高い。

『氷結界の龍トリシューラ』

シンクロデッキの切り札。アドバンテージを徹底的に奪う

【ジャンクドッペル】

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シンクロここに極まれり

『ジャンク・シンクロン』でレベル1チューナーを蘇生し、『ドッペル・ウォリアー』を手札から特殊召喚することで『TGハイパー・ライブラリアン』をシンクロ、更にドッペルトークンと蘇生したレベル1チューナーで『フォーミュラ・シンクロン』を特殊召喚し2ドローするというコンボを起点にしたデッキ。

柔軟な対応力と高次元の展開力からシンクロデッキの到達点として君臨した。莫大なアドバンテージ獲得能力を誇り、今なおシンクロデッキの代表格として真っ先に名が挙がるデッキである。

☆キーカード

『ジャンク・シンクロン』、『ドッペル・ウォリアー』

基本コンボのカード。両方を『増援』サーチ先として共存できるというシナジーも見込める。

『TG-ハイパー・ライブラリアン』

シンクロ特化デッキをソリティア化させた元凶。まず何よりもこのカードの召喚を目指していくことになる。

『シューティング・クェーサー・ドラゴン』

最強のシンクロモンスターであり、最高のフィニッシャー。このデッキならばアドバンテージを獲得しながら特殊召喚することも容易である。

【HEROビート(光デュアル)】

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新世代メタビート!HERO見参

通称【ヒロビ】と呼ばれるビートダウンデッキ。このデッキは優秀な光属性モンスターを筆頭に、効果・サーチが優秀なHEROモンスターでビートダウンを行う。HEROデッキではあるのだが、メインエンジンである『E.HERO アナザーネオス』と『デュアル・スパーク』の存在から【光デュアル】の俗称がもっとも有名である。

シンクロ召喚とサーチカード全盛の時代に、『ライオウ』が非常によく刺さる。また、ビートダウンデッキでありながら、サーチカードやドローカードの豊富さからメインモンスターに割くスロットを抑えることが出来た。これは後のヒーローデッキ全般に言えることである。

HEROカテゴリのデッキは持ち前の安定感、メタ性能、展開能力から世代を超えて長きに渡り第一線で活躍したデッキである。

後に強力なランク4エクシーズモンスターと『M.HERO ダーク・ロウ』を獲得したHEROはメタビートの頂点として君臨することになるのだが…

☆キーカード

『E.HERO エアーマン』、『E-エマージェンシー・コール』

デッキの安定化に貢献するサーチカード群。エアーマンはもちろん投入確定の最強HEROだ。

『E.HERO アナザー・ネオス』

属性、攻撃力、種族、カテゴリすべてに恵まれており、しかもデュアルモンスターであるので豊富すぎるサポートを一身に受けられる。このデッキ最重要モンスターであり、過労死枠。

『ライオウ』

メタビートモンスターといえばこれ。手札誘発にお株を奪われるまでに環境が高速化していなけえれば、1体で完封すら狙えるポテンシャルを持つ。

『オネスト』

ご存じ光属性の最強戦闘サポート。

『デュアル・スパーク』

サクリファイス・エスケープもなんでもござれな速攻魔法。非常に汎用性が高く、確実にアドバンテージを稼ぎに行ける。

『超融合』

HEROデッキの切り札になり得る高性能融合カード。メタカードとしても攻防一体の大活躍を誇る。

【甲虫装機(インゼクター)】

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高次元で除去と大量展開を両立

「遊戯王はムシキング」とまで叫ばれたほど、使用者が非常に多かったデッキ。

圧倒的な速度でアドバンテージを稼ぎ出すかつてないタイプのデッキで、ワンターンキルも平常的に行う。『エフェクト・ヴェーラー』などのモンスター効果無効カードが環境において必須となった元凶。このデッキの流行によって攻撃反応タイプの罠の信頼度が軒並み下がった。

プレイング難度もさほど要求されないため、誰が使っても強かった。そのため特に嫌われたデッキでもある。

☆キーカード

『甲虫装機ダンセル』、『甲虫装機センチピード』、『甲虫装機ホーネット』、『甲虫装機グルフ』

甲虫装機のメインモンスター。ホーネットで敵の場を壊滅させ、グルフでエクシーズ召喚を行う。ダンセルにホーネットを装備する過程でコンボが完結しているほどの破壊力を誇り、既存の罠型デッキなどは恐怖のどん底に叩き落された。

【暗黒界】

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暗黒よりの使者が新戦力を引っ提げ復活

5期でもそこそこトーナメントシーンで活躍していた経験のある【暗黒界】が、ストラクチャーデッキで大幅強化を経て復活。実践的な強力テーマデッキとして環境に登場した。

コンボ要素の強いデッキではあるが、相手の手札破壊など地雷要素も多くあるので、多くの大会で番狂わせを演出した。群雄割拠の様相を呈したこの時代ならではといえよう。ただ、事故率も高かったので徹底的なメタを受けると完封される脆さも際立った。

完全墓地依存デッキなのでスキルドレインなどのカードとも相性が良く、採用が多く見受けられた。

☆キーカード

『暗黒界の龍神グラファ』

メイン切り札となる主力モンスター。汎用性が高く、過労死枠でもある。というかこのカードをドンドン再利用していかないとこのデッキは勝てない。攻撃力、効果ともに文句なし。

『暗黒界の門』

手札の損耗が激しいこのデッキでは重要となるフィールド魔法。ただし、墓地の消耗も多くなるので注意が必要。除外モンスターが多くなることを逆手にとって『虚空海竜リヴァイエール』で再利用するプレイングも多く見られた。

『手札抹殺』

このデッキにおける必殺のパワーカード。絶大なアドバンテージをもたらすが可能性があるが、相手にも有利に働くケースが多いのでプレイングが重要。

勿論、ミラーマッチでの発動は厳禁。

『墓穴の道連れ』

ハンデス&暗黒界モンスターの効果発動を狙える。『マインド・クラッシュ』などのカードともコンボを見込める。

【TG代行天使】

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瞬間的な殺傷力で頂点を掴む

甲虫装機に対抗する形で開発されたデッキ。TGを絡めたワンターンキルを前提とした動きが可能で、『マスター・ヒュペリオン』の対応能力の高さが光る。

TGによる戦線の維持、『神秘の代行者アース』、『創造の代行者ヴィーナス』など単体でアドバンテージを稼ぎ出すカードが多く採用されており、必要最低枚数からライフを削り切る動きが可能となっている。

7期終盤における環境の覇者。主だったシンクロデッキが規制され、中速型のデッキが流行する中、罠やモンスターを乗り越えてワンキルを達成できる動きが可能なこのデッキは、当時の環境にマッチしていたといえるだろう。

☆キーカード

『神秘の代行者アース』、『創造の代行者ヴィーナス』

エクシーズ召喚の登場により汎用性を増したヴィーナスが攻撃の起点となる。それをサーチできるアースも重要。

『TG-ストライカー』、『Tg-ワーウルフ』

出張性能が評価されたTGの2枚。召喚権を使わずにシンクロ召喚・エクシーズ召喚の素材を供給できるうえ、相互サーチにより戦線の維持も容易と非常に優秀。

『マスター・ヒュペリオン』

このデッキの切り札。非常に緩い召喚条件と強力な効果を持つ。

『大天使クリスティア』

第2の切り札。すべての特殊召喚を封じるルール介入型のパワーモンスター。最上級モンスターではあるが、墓地の天使調節が比較的容易なこのデッキならではの運用が見込める。

『カオス・ソルジャー -開闢の使者-』

このデッキ第3の切り札。カードプール増加により昔ほどの脅威ではなくなったものの、その圧倒的な攻撃力は未だ健在。返しにも押し込みにも強い。

8期(2012~2014)

シンクロ召喚の規制により、シンクロデッキが大きく衰退した。時代はエクシーズ召喚が主役へと移り変わる。

とはいえ強力なエクシーズモンスターもまだ数は少なく、

この時代も序盤は多くのデッキが鎬を削る群雄割拠の様相を呈していたのだが、ハイパワーカード『魔導書の審判』を得た【魔導】と、これまでのデッキと一線を画す強さを誇った【征竜】が登場したことにより状況は一変。文字通り次元の違う強さで他のデッキを軒並み駆逐し、完全に環境が二極化。半年後に各キーパーツが規制されるまで、「征竜魔導時代」と呼ばれる暗黒期となってしまった。

 

お馴染み『マスターガイド4』。DT世界のその後など、サイドストーリーの面白さには一層の拍車がかかっている。

また、一時期稼働していた『デュエル・ターミナル』版のマスターガイドも発売。

DT」のモンスターシリーズに込められたストーリーを個別に解説、初公開の「DT破滅の邪龍 ウロボロス!!」以降の物語を含め、「DT」世界の歴史をイラストとともに30ページ超の大ボリュームで紹介という大満足仕様となっている。

世界観、背景ストーリーが好きな方は是非とも購入をお勧めしたい。

きわみのすけ

序盤はかなりの良環境だったんですけど、【征竜】、『魔導書の審判』の登場によって、雲行きが怪しくなってきますね。
オススメ書籍『マスターガイド』シリーズ
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【炎星】

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永続魔法でアドバンテージ奪取!108の星が空を駆ける

「水滸伝」をモチーフとしたカテゴリ。

各々の名前も水滸伝のキャラクターからである。

最大の特徴は、専用サポートの永続魔法を利用してビートダウンを行っていくということ。また、【レベル3軸】と【レベル4軸】で大きくデッキの構築が異なる。混合型も見受けられたが、やはりどちらかに寄せたほうが事故率は下がる。

レベル3軸は主にシンクロ召喚を、レベル4軸は下級モンスターのビートダウン&エクシーズ召喚を武器として戦う。

どちらの軸においても炎舞と呼ばれる永続魔法・罠が戦局を左右することになる。

☆キーカード

共通

『炎舞-天キ』

獣戦士版の『増援』とでもいうべきカード。このデッキにおける最重要カードといっても過言ではない。

『暗炎星-ユウシ』

炎舞をコストに場のモンスターを処理できる優秀なモンスター。殆どの場合、どちらの軸でも採用される。

【レベル3軸】

『炎星師-チョウテン』

このカード1枚から優秀なレベル6獣戦士シンクロモンスターを展開できるキーカード。

【レベル4軸】

『微炎星-リュウシシン』

炎舞を発動すると、デッキから炎舞罠をセットすることが出来、非常にアドバンテージを稼ぎやすい。

攻撃力も下級の水準であり、主力となる存在。

【海皇水精鱗】

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数多くのコンボで環境主流デッキに

手札から捨てられると効果を発揮する海皇と、手札を捨てることで効果を発揮するマーメイルのデッキ。お互いが相互補完の関係となっている。

優秀な展開力と多くの強力コンボを持ち、ムーラングレイスなどの水属性の切り札を1ターン目に召喚することも可能。

特性上、1枚から動くことは能わないがアドバンテージ損失を即座に回復するカードが多いので回り切ったときの展開力は圧巻。また、非常に優秀な効果を持ちながらもカードプールの乏しさから不遇の時を過ごしていた『深海のディーヴァ』が強力カードとして輝くことになった。

☆キーカード

各種海皇

マーメイルに捨てられることで効果を発揮する。サーチや場を荒らしたり出来るので非常に重要。

各種マーメイル

海皇を捨てることで自身の効果も発動できる。

『深海のディーヴァ』

このカード1枚からレベル2~5のシンクロ召喚、エクシーズ召喚が可能となる展開の要。

【ゼンマイ】

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圧倒的な展開力!ゼンマイシャークが飛び跳ねる

海外で実績を残していた『ゼンマイシャーク』や『魔界発現世行きデスガイド』が来日したことによりゼンマイが強力な展開能力を手に入れ、環境に姿を現す。

この時代の他デッキよりも圧倒的に展開力に優れており、カード2枚から3~4体のエクシーズモンスターを展開することが可能。

しかし、『増殖するG』などの各種メタには非常に脆い。禁止カードである『ゼンマイハンター』が現役であれば、間違いなく恐るべきハンデスデッキとして名を馳せたであろう。

☆キーカード

『ゼンマイシャーク』

このデッキにおける汎用カードで、このモンスターを握らなければ始まらないとすらいえる。

『ゼンマイマジシャン』

展開力に大きく貢献する重要カードの1枚。

【代償ガジェット】

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『血の代償』で連続エクシーズ&1キル

優秀なビートダウンデッキであるガジェットが、ランク4エクシーズモンスターという強力な武器を手に入れたことで環境に復活。

『マシンナーズ・フォートレス』、『マシンナーズ・ギアフレーム』というパートナーを得たこともあり、純粋なビートダウンデッキとしても強い。

血の代償が制限カードだった都合もあり、そうそう代償ガジェットコンボが決まったわけでもないが、爆発力の上昇に大きく貢献。

そして何よりも、ガジェットの安定感が光る。除去ガジェットをベースに、中速環境であれば輝くデッキなのだ。

☆キーカード

『血の代償』

このカードからガジェットを連続召喚し、エクシーズさせることで更なる攻撃力を獲得。汎用性・爆発力ともにこのデッキにおいては申し分ないといえる。

『マシンナーズ・フォートレス』

機械族の切り札ともいうべきカード。攻撃力も十分なうえ、優秀な効果を持つ。

 【アライブHERO】

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エクシーズ強化でバブルマンの時代がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

陽の目を見ることが無かった『E.HERO バブルマン』がエクシーズ召喚システムにより輝く。

『機甲忍者ブレード・ハート』『H-Cエクスカリバー』の登場によって爆発力が向上したことにより、『ヒーロー・アライブ』からの1ターンキルを狙うことが可能となった。

バブルマンを活かすために従来のデッキよりも更にモンスターを減らし、サーチカードや蘇生カード、融合カードをフル投入。インゼクターなどの中速デッキがまだ活躍していたこの時代にマッチしたデッキだったと言える。

☆キーカード

『E.HERO バブルマン』

魔法カードが多いこのデッキにとっては、手札をバブルマン1枚にすることは容易。捲り合いになった際の、いざというときの2ドロー効果も見逃せない。エクシーズ時代に突入したことによって評価が急上昇したモンスターと言えよう。

『ヒーローアライブ』

ヒーローを呼び寄せる魔法カード。このカードによってエアーマンを直接場に出せることが出来るようになったため、HEROは爆発的な殺傷能力を手に入れた。

後の時代においてもエクシーズ補佐&シャドー・ミスト能力発動のトリガーとして大暴れすることになる強力カード。

『H-Cエクスカリバー』

攻撃力が4000まで上昇するため、このモンスターかブレード・ハートの計2体で8000以上のダメージを叩き込むのがこのデッキの基本戦術。

『E.HERO アブソルートZERO』

融合HEROの中でもっとも実用的な効果を持つ強モンスター。『ミラクル・フュージョン』から登場。1キルのお供。

【魔導】

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『魔導書の審判』の超パワーで環境を席巻

それまでファンデッキに過ぎなかった【魔導】だったが、『魔導書の審判』を得たことによって極悪デッキとして生まれ変わった。

審判から生み出される圧倒的なアドバンテージの暴力によって、同じく別次元の展開力を誇る【征竜】以外は殆ど対抗する術が無かったのである。その征竜でさえも、審判から『霊滅術士カイクウ』や『昇霊術士ジョウゲン』を召喚することによって完封にまで持って行けた。何よりも凄まじかったのはその安定性である。魔導はその性質上、魔導書をサーチ&サルベージすることに長けており、『バテル』や『グリモの魔導書』によって審判をサーチできるため、よほどのことが無い限り1ターン目で『魔導書の審判』を安定して発動できた。

あとは2ターン目以降も審判でサーチしたグリモの魔導書などで、2枚目の審判をサーチすればいいだけなのである。

☆キーカード

『魔導書の審判』

魔導書の審判というデッキ名に変えろ、と叫びたいくらい暴力的なアドバンテージ獲得能力を持ったカードである。速攻魔法という汎用性に加え、相互サーチカードも豊富で発動も容易。相手取るデッキは、サーチを制限する『ドロール&ロックバード』や根こそぎ魔法カードを破壊する『闇のデッキ破壊ウイルス』を先行に発動するなど限られた対策方法を実践するしかなかった。

リリースされて次の改定で早くも禁止カードに。審判1枚を失った魔導が瞬く間に環境から駆逐されたほど、その影響力は大きかった。

『昇霊術士ジョウゲン』

特殊召喚を封じる強力な坊主。魔導書の審判の発動ターン内に、3枚の魔法カードを発動すればリクルートできた。

【征竜】

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他デッキを軒並み駆逐した強さ 四征竜の圧倒的パワーでシェアNo.1を誇る

遊戯王史の中でも屈指のパワーを誇るデッキで、遊戯王最強デッキを議論する際にしばしばこのデッキの名が上ることも多い。

四征竜と呼ばれる火・水・風・地のそれぞれ4つのエレメントに分かれた最上級ドラゴンがメインモンスターとなるのだが、各々が相互補完の関係にある抜群のシナジーを持っており、アドバンテージ損失無しで最上級モンスターが飛んでくるのは驚異の一言である。征竜をシンクロ・エクシーズモンスターに変換することで、唯一のデメリットをも完全に打ち消している。

だが、真に恐ろしいのは子征竜と呼ばれる小粒のモンスター群である。デッキから征竜を呼び、素材として墓地に送られた親征竜はまた効果を発動してアドバンテージを稼ぐ。全盛期には、シンクロ・エクシーズモンスターを複数展開後、『幻獣機トラゴサック』をエクシーズ召喚し、生成されるトークンをリリースして『光と闇の竜』を召喚し制圧する戦術が完成した。豊富過ぎるドラゴン族サポートカードの恩恵をフル活用できたのもこのデッキの更に強大なものとしていた。

征竜は高効率のアドバンテージ獲得能力を誇るデッキであり、度重なる規制を受けながらも1年以上という長きに渡って環境の最前線で戦い抜いた、まさに歴戦の強者である。遂には全ての征竜が禁止になるまでの2年間、小さくない影響を環境へ与え続けた。環境で結果を残せばすぐに規制され環境から消えてしまう現代遊戯王の中では、極めて異例な存在であるといえる。

☆キーカード

『焔征竜-ブラスター』『巌征竜-レドックス』『嵐征竜-テンペスト』『瀑征竜-タイダル』

四征竜と呼ばれるハイパワーカード。各種メタカードへの対応力の高さも汎用性の高さに拍車をかけた。

『炎征竜-バーナー』『地征竜-リアクタン』『風征竜-ライトニング』『水征竜-ストリーム』

子征竜。最上級征竜の持つ制約をすり抜けてリクルートさせることができるため、展開力を大幅に向上させている。全てが史上最速で禁止カード化処置が為された。

『竜の渓谷』、『竜の霊廟』、『超再生能力』

強力なドラゴンサポートカード群。実質的に墓地も手札として扱えるため、ドラゴンを直接墓地に叩き込めるカードはパワーカードでしかなかった。特に『超再生能力』は異常なハンドアドバンテージをもたらし、全盛期の征竜をオーバーパワー化させた。明らかにオーバーキル要素でしかなかったが、暴力的なアドバンテージの殴り合いになりがちなミラーマッチにおいては、「決まったら勝ち」要素は必要である。

『封印の黄金櫃』

実質的な征竜サーチカードとして機能していた。更に2ターン後に選択した征竜も手札に加わるため、群を抜いた性能を誇るサーチカードと化した。

『光と闇の竜』、『幻獣機トラゴサック』、『No.11ビッグ・アイ』

『エクリプス・ワイバーン』で光と闇の竜をサーチし、トラゴサックのトークンをリリースして召喚するプレイングが流行。トラゴサックは攻防一体のエクシーズモンスター、ビッグ・アイは切り返しにおける最高クラスのモンスターとなった。

【ヴェルズ】

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魔導、征竜に追い縋った唯一のデッキ ヴェルズ・オピオンとデッキ破壊ウイルスで竜魔撃滅

この時期の征竜、魔導の次点として対抗していた唯一のデッキである。

征竜、魔導に比べればデッキパワーは格段に落ちてしまうが、この2タイプのデッキに対して有効なメタカードを自然に投入できたため、互角以上の闘いを演じることが出来た(先行理不尽展開にはどうしようもなかったが)。

切り札『ヴェルズ・オピオン』が征竜に非常に強く、魔導に対しては『闇のデッキ破壊ウイルス』が極めて効果的に刺さる。

優秀なメタビートデッキであるため、どんなデッキに対しても不利を受けないのが強みである。だがシンクロ特化デッキに対しては非常に強いが、エクシーズ主体のデッキに対しては殆ど無力。環境によって左右されるデッキといえる。

☆キーカード

『ヴェルズ・オピオン』

高レベルモンスターの特殊召喚を封殺するシンクロキラー。

9期(2014~2017)

先行1ドロー廃止などのマスタールール3が施行される。しかし相変わらず先行有利に変わりはなく、強力な効果を持つ特殊召喚モンスターで制圧するのがどのデッキでもお決まりのパターンである。9期はその傾向が顕著であり、後攻は妨害札を持たなければそれを止めることができず、尚のこと手札誘発系のカードをデッキに投入せざるを得ない状況になる。

 

凶悪な汎用パワーカードが増加。『旧神ノーデン』、『ソウル・チャージ』、『光天使セプター』+『光天使スローネ』など、序盤の段階で強力な汎用出張ギミックが入り乱れ、インフレを加速させていった。

また、カードプールの増加によってランク4エクシーズモンスターが驚異的な汎用性を獲得。制圧から切り替えし、全体除去、果てはコンボ要因としてまで、レベル4が2体揃えば大抵の状況はなんとかなってしまうというとんでもない環境になってしまった(『シューティング・クエーサー・ドラゴン』でさえ、レベル4が2体揃えば簡単に処理できるというのは凄まじい話である)。

結果、もともとステータス・効果が優遇されているレベル4主体のデッキに先祖帰りすることとなる。この時代は中盤以降レベル4モンスターがメインとなり、ランク4エクシーズモンスター同士が殴り合う環境に突入した。

 

特に9期ではアドバンテージの概念が崩壊するような異常なインフレが起こった。そんな中で新システムの『ペンデュラム召喚』が強化され、その結果どのデッキも更なる高速化の道を歩むことになる。

また、相手ターン中に相手カードに触れる置物モンスターが急増。先行で大量展開し相手になにもさせずに勝つというのがこの時代のセオリーであった。

ペンデュラムスケールの関係上、最もペンデュラム召喚しやすいレベル帯はであり、前述したランク4エクシーズモンスターとの相性は言わずもがなである。その果てが『EMEm』と呼ばれた超高速ペンデュラムデッキであり、その異常な強さから完全なる環境1強デッキとして君臨し、暗黒時代と叫ばれた。

9期は遊戯王史の中で最も長い期間であり、殊更に混沌とした環境の中で、過去に類を見ないほど強力デッキが入り乱れた。

 

また、禁止・制限のレギュレーションが半年から3ヶ月に短縮となり、あまりにも凶悪なデッキはすぐさまメスが入れられることになり、盛者必衰の様相を呈した。

際限の無いインフレーション、繰り返されるメタゲームの果てに環境は荒廃。新マスタールールの導入へと繋がることとなる。

『マスターガイド5』も続投。

きわみのすけ

コナミが暴走した結果、どえらいことになりました。強いカードを作っては半年で規制して、の繰り返しで本当に酷かった。制圧モンスターが増えたせいで法と罠の存在意義が無くなり、罠に至っては発動までのタイムラグがあるせいで採用を見送られるようになる始末。EMEmの後に十二獣が出てきたあたり、もう駄目だなと思いましたね…

また、手札誘発が完全に必須になっちゃいましたね。パーミッションみたいなデッキはもう流行らないんかなあ…

 

オススメ書籍『マスターガイド』シリーズ

【シャドール】

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アドバンテージ獲得の鬼 優秀な融合シャドールモンスターで制圧

9期の最初に環境トップに立った。墓地に送られると効果を発動する『シャドール』をデッキ融合によって墓地に送り、アドバンテージを得るのが基本戦術。各種シャドールの優秀な効果から柔軟性が高く展開力にも優れるが、やれることが多い分プレイング難易度は高い。各属性と相性が良いため、【カオス】なども問題なく取り入れることができ、汎用性が高い。

様々な出張ギミックも取り入れられるなど、拡張性が極めて高いデッキである。

☆キーカード

『影依融合(シャドール・フュージョン)』

相手にエクストラモンスターが存在する場合、デッキのモンスターを融合素材に出来る。このカードを発動されるだけでアドバンテージを大きく取られてしまうため、相手はエクストラデッキから出したモンスターを場に残さないプレイングを強いられた。

『神の写し身との接触(エルシャドール・フュージョン)』

デッキ融合は出来ないが、速攻魔法であるため極めて高い汎用性を誇る。

『エルシャドール・ネフィリム』

高い攻撃性能に加え、墓地肥やし効果を持ち、更に融合の際に光属性を墓地に送るので『超電磁タートル』などの防御性能の高いカードと組み合わされ大活躍した。1枚で出来ることが多すぎたので現在は禁止カード。

【影霊衣(ネクロス)】

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強力な儀式モンスターでフィールド制圧

久しぶりに儀式モンスターのデザイナーデッキが環境に登場。エクストラモンスターを使用しない都合上【シャドール】に強く、代わって環境トップデッキに躍り出た。

『ユニコールの影霊衣』などエクストラデッキメタモンスターも多く、切り札『トリシューラの影霊衣』などによって切り返しも強い。

元々儀式は基本的にディスアドバンテージを背負うのだが、ネクロス儀式魔法カードは逆にアドバンテージを獲得することすら可能である。

☆キーカード

『影霊の降魔鏡』、『影霊衣の万華鏡』

ネクロス専用の儀式魔法カード。ディスアドバンテージを軽減するため非常に強力

『ユニコールの影霊衣』、『ブリューナクの陰霊衣』

エクストラメタに加え、影霊衣をサルベージできるユニコールと、サーチ効果を持ちデッキの核となるブリューナクのネクロス。

【M.HERO】

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M.HERO(マスクド・ヒーロー)、マスク・チェンジ!驚愕の変身HERO、ダーク・ロウが闇を駆ける

暫く強化を受けていなかったHEROが『E.HERO シャドー・ミスト』と『M.HERO ダーク・ロウ』を獲得して大幅強化。

ダーク・ロウの強力なメタ性能により、HEROデッキは『マスク・チェンジ』を主体にしたビートダウンデッキとして環境に復権を果たす。

ダーク・ロウがメタモンスターとして完結しているうえ、ヒーローアライブによる爆発力も健在。これまでのHEROデッキのいいどこどりをしたようなデッキに仕上がっている。ダーク・ロウとショック・ルーラーの相性は抜群で、『簡易融合』+『旧神ノーデン』出張セットや『セプタースローネ』コンボ、『バハムート・シャーク』+『餅カエル』ギミックなど、スロットを空けやすい特徴を活かして時代に応じた柔軟なデッキ構築が可能となっている。手札誘発なども入れやすい。

その拡張性の高さの証左として、このデッキが登場した9期最初期から10期現在に至るまで、デッキの在り様が変わりながらも一線級のデッキとして戦い抜いているのだから大したものである。ダーク・ロウの墓地封殺&手札除外がいつの時代も強力であるということであろう。

墓地に依存しないペンデュラムデッキが流行したときは流行しないなど、環境に左右されやすい。

☆キーカード

『マスク・チェンジ』

HEROの変身カード。シャドー・ミストやバイアンをダーク・ロウへチェンジさせる。

速攻魔法のため汎用性も高い。最重要カード。

『E.HERO シャドー・ミスト』

墓地に送られればエアーマン同様のHEROサーチ効果、特殊召喚されればマスク・チェンジをサーチと非の打ち所の無い性能を誇る。自身も闇属性のためダーク・ロウに変身できる。過労死枠。

『M.HERO ダーク・ロウ』

最強のHERO。インフレの渦中にあった9期だからこそ許された置物モンスターの中でも最高級のスペックを誇る。HEROであるためサポートも極めて豊富。

【テラナイト】

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抜群の安定感で世界大会優勝!ランク4時代の寵児

ランク4エクシーズモンスターによる制圧・ビートダウンを主軸の戦法とするデッキ。

『星因子デネブ』からのランク4展開は単純ながらも安定感の高い戦術だ。

環境初期では墓地にテラナイトモンスターを揃える下準備などの必要性から速度面で【シャドール】などの有力な他デッキに後れを取っていたのだが、『光天使スローネ』と『光天使セプター』との相性の良さから爆発的な展開能力を獲得。韓国からやってきた『ソウル・チャージ』も後押しし、環境トップクラスの隆盛を誇った。

これら相性の良いカードが規制されたあとも罠型に寄せるなどして細々と活躍を続けてきたが、世界大会であるWCS2015で最大の輝きを魅せる。

当時は既に国内環境においてペンデュラムが環境を荒らしていたのだが、WCS基準のカードプールとリミットレギュレーションではそれらが使用できなかったため、強力なランク4を自然に使用できるこのデッキを多くのプレイヤーが使用したのである。

結果、見事このデッキは世界大会の覇者となった。まさしくランク4時代の寵児といえるのではなかろうか。

☆キーカード

『星因子アルタイル』

このデッキの核となるモンスター。テラナイトカードを蘇生し、ランク4に繋げる。

『光天使セプター』『光天使スローネ』

悪名高き「セプスロ」。

当時ありとあらゆるデッキに出張されていたが、このデッキは特に相性が抜群であった。スローネが手札にある状況でのセプター召喚→『色の支配者 ショック・ルーラー』への流れはまさに極悪。

『ソウル・チャージ』

こちらも恐るべきパワーカード。

セプスロコンビとの相性も抜群のうえ、レベル4モンスターばかりのこのデッキではランク4召喚の補佐として非常に優秀。先行絶対有利の申し子。

 

【クリフォート】

更新準備中…

 

 

【帝王】

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9期のアドバンス召喚は別次元 進撃の帝王が無人の野を征く

かつてのトップデッキにしてアドバンス召喚の代表カテゴリ「帝」に最上級モンスターが登場。

「冥帝エレボス」と「天帝アイテール」は『帝王』と呼ばれる。

従来のアドバンス召喚軸のデッキとは一線を画すアドバンテージ獲得能力、制圧力を誇り、まさしく別次元の強さを持つに至っている。帝王の名に恥じない強力効果に加え、豊富な専用サポートカードのパワーが強烈。

エクストラデッキに依存しないことから、『真帝王領域』を採用しエクストラデッキを0枚にするという9期においては非常に珍しいデッキタイプとして流行した。相手のエクストラモンスターを完全封殺するので【EMEm】とも互角以上に渡り合ったデッキの1つ。

『生贄封じの仮面』という明確なメタが存在。

☆キーカード

『冥帝エレボス』『天帝アイテール』

帝王カード。アイテールは特にこのデッキにおいては重要で、相手ターンにアドバンス召喚できるため実質的に自ターンの召喚権を他のモンスターで活用できる。

『汎神の帝王』

このデッキにおける最強の汎用カード。アドバンテージを大きく稼げるサーチとドロー効果を持ち、隙が無い。複数枚投入必須。

『帝王の開岩』

永続魔法で、アドバンス召喚された帝の後続をサーチする効果を持つ。殆ど『黒い旋風』のような運用をすることが出来、強力。

『真帝王領域』

自分のエクストラデッキが0枚の場合に発動でき、エクストラデッキからのモンスター召喚を封殺する非常に強力なルール介入型のフィールド魔法。このカードの影響力は凄まじく、これ1枚で相手を完封まで持って行けるほどのパワーカードである。フィールド魔法ゆえ『テラ・フォーミング』でのサーチも容易。

【彼岸】

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ダンテの神曲、地獄編! 地獄より来る彼岸の悪鬼

彼岸モンスターは墓地へ送られた際に発動される効果を有しており、特性上戦闘での破壊やコストになっても即座にアドバンテージを回復するという、驚異のアドバンテージ獲得能力を誇る。

元々海外先行カード群であり、目立った実績を既に残していた。持久力には定評があり、物量で相手を押しつぶすのが基本戦略。展開力にも優れる。

日本では、『永遠の淑女 ベアトリーチェ』が登場。制圧力が大幅に向上し、トップデッキの仲間入りを果たした。

☆キーカード

『彼岸の旅人ダンテ』

このデッキ最大のキーカード。3枚積み必須となる過労死枠。アタッカ―兼コンボ要因としての運用に加え、ベアトリーチェの下敷きにもなるためこのデッキにおいてはとりあえずこのカードの特殊召喚を目指すことになる。

『永遠の淑女 ベアトリーチェ』

フリーチェーンの墓地肥やし効果が優秀。高い防御力ゆえ壁にもなる。破壊された際、エクストラデッキから彼岸モンスターを特殊召喚できる効果も厄介。

【EMEm(エンタメイトエンタメイジ)】

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史上最恐のペンデュラムデッキ 異常なまでに高いそのデッキ完成度

間違いなく近年最強のデッキ。

ペンデュラムデッキの到達点であり、極めて高い安定性を持ちながらも強力なエクシーズモンスター3~4体を軽々と並べてのける制圧力、突破力を持ち、更に各種メタ系カードにも強いためほとんど死角が無い。その強さはランク4エクシーズモンスターの対応力の高さと、EM(エンタメイト)Em(エンタメイジ)の強いシナジー、異常なアドバンテージ獲得能力に起因する。

基本的に全てのコンボにおいてアドバンテージを大量に獲得しながら動くので、1つのプロセスで妨害に合ったとしても他のルートから展開が可能。恐ろしいのは、必ずしもペンデュラムに依存せずとも大量展開が可能であるという点。Emの盤面構築性能の高さによって、本命のペンデュラム召喚を何らかのメタで潰されたところで、十分にリカバリー&切り返しが可能なのである。

それこそ毎ターン1ターンキルが可能なレベルの大量展開が望めるうえ、サーチカードの豊富さからいざというときの捲り合いにも強い。EMの純粋なアドバンテージ獲得性能・愚直ともいえる高い攻撃能力に、Emのトリッキーな防御性能・優秀な展開能力が完全に相互補完の関係となっており、剛柔併せ持つ非常に完成度の高いデッキとして完成したのであった。

強烈な爆発力と他を寄せ付けぬメタ性能を併せ持つため圧倒的な強さを誇り、「EMEmに対抗できるのはEMEmだけ」と言われる有様であった。EMEm相手に効果的なメタを自然に出せるのがEMEmであったからである。他の対抗馬が弱かったからということでは決してなく、同時期には全盛期の【彼岸】【真帝王】という非常に強力な2タイプのデッキが存在していたのだが(実際『EMモンキーボード』がリリースされるまでは互角に渡り合うことは出来ていた)、まるで歯が立たなかったことからもEMEmの凄まじいパワーの高さが伺える。

長い遊戯王史の中でも屈指の1強状態だったこともあり、この時期を暗黒期として辞めていったプレイヤーも少なくない。

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☆キーカード

『Emヒグルミ』

戦犯その①

フィールドどこから破壊されても発動する効果に加え、ターン1制限をコナミが付け忘れたせいで大暴れした。『EMペンデュラム・マジシャン』とのコンボは決まれば勝負が決定付くレベルの爆発的なアドバンテージをもたらし、多くのプレイヤーを恐怖させた。史上最速で禁止カードに。

『Emダメージ・ジャグラー』

戦犯その②

『揺れる眼差し』のようなペンデュラムデッキには致命的となるメタカードを無効に出来る優秀な防御カードであるとともに、墓地から除外してEmをサーチ出来る。しかもレベル4のためヒグルミからのリクルート筆頭。潤滑油としての役割も出来るし、エクシーズ素材としたこのカードを墓地に送ってEmをサーチし更なる展開に繋げるのが強力であった。

汎用性が高すぎたため、ヒグルミとともに禁止に。

『EMモンキーボード』

戦犯その③

通称糞猿。1枚でペンデュラム召喚を可能にする紛れもないパワーカード。『EMドクロバット・ジョーカー』、『EMペンデュラム・マジシャン』と相互サーチの関係になり、このカードの登場により元々高かったデッキの安定性は更にUPし、手の付けられない状態になった。こいつも最速で禁止になる。

『EMペンデュラム・マジシャン』、『竜剣士ラスターP(ペンデュラム)』

このデッキのエンジン。ペンデュラムマジシャンは様々なデッキのコンボの始動に、ラスターPは確実にアドバンテージを稼げるうえ、強力なシンクロモンスター『爆竜剣士イグニスターP』の素材となる。

『揺れる眼差し』

自身のコンボ始動にも使えるうえに、相手のEMEmに対しても最高クラスのメタカードとしても機能する攻防一体のカード。ダメージ・ジャグラーに無効にされるため気は抜けなかった。

『No.16色の支配者ショック・ルーラー』、『フレシアの蟲惑魔』

最強の制圧モンスター。ショックルーラーを先行に出して魔法宣言し、相手のペンデュラムを止めるのが鉄板の流れであり、何においてもこのモンスターを出すのが最優先された。横にフレシアの蟲惑魔を置くことで更に強固な盤面になった。EMEmでは、通常の展開でこの2体に加えもう1~2体のエクシーズモンスターが並んでいるため、返しのターンでは大体の場合1キルが決まった。事実上のエンドカードである。

『星守の騎士プトレマイオス』

好きな汎用ランク5モンスターを出すことが出来る頭のおかしい性能を持つ。余りにも汎用性が高すぎたためこのデッキが全盛期の実力を発揮する前に禁止カード行きになったが、「プトレノヴァインフィニティ」は「ボチ闇3タイ」「セプタースローネスローネ」と同じくらいのパワーワードと化していたクソカード。

『ラヴァルバル・チェイン』、『Emトラピーズ・マジシャン』、『SNo.39希望皇ホープ・ザ・ライトニング』、『麗騎士ヴェルズビュート』、『外神アザトート』+『外神ナイアルラ』、『鳥銃士カステル』

ランク4エクシーズに出来ないことは無いと言われているほどの対応力の高さで、切り返しから1キルのお供、果ては手札誘発封じと、なんでもござれであった。ランク4エクシーズモンスターがこんなにも優秀ではなかったならば、EMEmもここまでの活躍は出来なかったであろう。

動画

【EM竜剣士】

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大会使用率100%!EM(エンタメイト)が引き続き環境を蹂躙

前環境で大暴れした【EMEm】は『Emヒグルミ』と『Emダメージ・ジャグラー』の禁止化によってデッキコンセプトが崩壊したため消滅したが、何故か強力な主要EMである『EMモンキーボード』『EMペンデュラム・マジシャン』『EMドクロバット・ジョーカー』に一切の規制がかからなかったため、相性のよい【竜剣士】カテゴリがEmの後釜に収まる形でこのデッキが誕生した。

相も変わらずEMの異常なアドバンテージ獲得能力が光る。安定感や展開力、対応能力はEMEmに比べれば低下したのでデッキパワーは下がったが、攻撃性能・制圧力は依然として健在。EMEmの基本戦術から戦略が多少変わっただけの話であった。EMEmほどのソリティア性は無かったためプレイヤーからも飽きられなかったのか、公認・非公認大会を問わず、EM竜剣士が使用率100%を達成する異常事態が頻発した。

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EMEmに追随していた【彼岸】【真帝王】を完全に喰っていた辺り、非常に人気の高いデッキタイプでユーザーからも比較的好まれたといえる。

☆キーカード

『竜呼相打つ』

このカード1枚であらゆる展開が可能になるこのデッキ最大のキーカード。速攻魔法であるため極めて汎用性が高い。通常召喚を経由せずデッキからモンスターをリクルート出来るので本命のペンデュラム召喚を通す前の露払い的な活躍も見込めるため、EMEmにおけるヒグルミの代わりとして機能していた印象がある。

『竜剣士ラスターP(ペンデュラム)』、『竜剣士マスターP(ペンデュラム)』、『竜魔王ベクター(ペンデュラム)』、『竜魔王レクターP(ペンデュラム)』

各種竜剣士及び竜魔王モンスター。マスターPとベクターPは通常モンスターである点を活かせる。『レスキューラビット』からの展開は特に強力だ。優秀な竜剣士シンクロ・エクシーズ・融合モンスターを展開できるラスターPはこのデッキの核。

動画

【青眼】

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ブルーアイズ…それは太古から呼び覚まされた戦いの記憶

その人気の高さからじわじわと強化を受け続けてきたブルーアイズが、9期を代表する強力デッキ【EM竜剣士】【彼岸】【真帝王】の規制によりついに環境に君臨する。

そのパワーの高さと制圧力により、バランスの取れたデッキとして覇権を謳歌したのである。9期の他デッキと比べると速度は見劣りするものの、ペンデュラムがあまりにも異常なだけで展開力は優れているほうである。

またブルーアイズ自体の人気も相まって、使用者が非常に多いデッキでもあった。

やはり、ドラゴンは使っていて楽しい。

また、世界大会では独自のリミットレギュレーションからこのデッキのみさほど影響をうけず、ほとんどフルパワー状態であったことから使用者が最も多く、優勝デッキの栄光も掴んだ。

9期の中では、このデッキが活躍していたころが最も低速で平和だった…。

☆キーカード

『青眼の白龍』

遊戯王を代表するモンスター。このデッキでは過労死するほど様々な用途に使用できる。高攻撃力も相手にとっては脅威となる。強靭にして無敵、最強のモンスターだ。

『青眼の亜白龍』

メインとなる大型モンスター。優秀な効果と緩い召喚条件によって、このデッキではまずこのカードと青眼の白龍を引き込むことから始まる。

『青眼の精霊龍』

ペンデュラムや墓地利用デッキに強いメタモンスター。制圧モンスターの中でも突破が困難であり、素早くこのモンスターを特殊召喚できるかどうかがカギとなる。

【ABC】

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お手軽制圧ユニオンモンスター『ABC-ドラゴンバスター』で環境上位に食い込む

映画で海馬が使用した新ユニオンモンスター『ABC』が流行。

『ストラクチャーデッキ-海馬瀬人-』を3つ購入すればほぼメインパーツが揃うのもプレイヤーからは取っつきやすかった。

切り札となる『ABC-ドラゴンバスター』は安易な召喚条件、強力無比な制圧能力、疑似的な除去耐性持ちと、デメリットなしの強力な複数効果を内蔵するモンスターを多く輩出した9期における代表的なシステムモンスターの一体といえる。

9期のデッキタイプ全般に言えがちなことだが、初手でどのような動き方をすればいいか明文化が為されており、ABCは特にその傾向が強かったといえる(後述する十二獣ほどではないが…)。

☆キーカード

『A-アサルト・コア』、『B-バスター・ドレイク』、『C-クラッシュ・ワイバーン』

メインとなるユニオンモンスター群。各ユニオン間でシナジーを持つ。

『ユニオン格納庫』

このデッキの潤滑油の役割を誇る非常に強力なフィールド魔法。最も重要なカードの1枚であるといえる。このカードを如何に手札に呼び込むかがカギとなる。

『ABC-ドラゴン・バスター』

フリーチェーンの除外効果が極めて強力。そのうえ、相手ターンにユニオンを全て帰還させる効果を持っているため、実質的に除去耐性を獲得しているといえる。

【シンクロダーク】

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レベルスティーラーが大暴れ!!シンクロソリティアここに極まる

歴代シンクロデッキの中でも屈指のパワーを誇るデッキである。シンクロダークというデッキタイプはシンクロ黎明期から存在しており、古くはダーク・アームド・ドラゴンを擁したレスキューシンクロがダークシンクロと呼ばれており、更に言えばシンクロアンデットも広義ではダークシンクロというデッキタイプの1つであると言える。

デッキのコンセプト自体は既存のシンクロ特化デッキと大きくは変わらない。しかし、『PSYフレームロードΩ』など優秀なシンクロモンスター、高レベルシンクロチューナーが多く登場したことで、先行展開に特化したソリティアデッキとして環境に姿を現した。

墓地特化型のシンクロデッキの宿命として、弱点を多く抱え手札誘発などのメタに非常に弱いが、この手のデッキに致命打となり得る『増殖するG』を打たれても、相手のデッキを引かせ切ることすら可能という他の追随を許さない圧倒的な展開力を誇る。

最大のキーカードは『レベルスティーラー』。このカードから連続してシンクロ召喚を行う。既存ギミックの『TG-ハイパー・ライブラリアン』+『フォーミュラ・シンクロン』のコンボに加え、高レベルシンクロチューナーを利用した連続シンクロを繰り返し大量の手札を得る。

最終的には潤沢な手札を用いて『PSYフレームロードΩ』を3体並べ、そこにトリシューラを加えることで先行4ハンデス&『クリスタルウイング・シンクロ・ドラゴン』で制圧するというソリティアデッキとして名を馳せた。爆発したときは徹底的に相手に何もさせない、理不尽なデッキである。とはいえ、前述のとおり弱点も多くプレイ要求難度も高かったことからプレイヤーを選ぶデッキではあった。またコンボデッキの宿命ではあるがディスアドバンテージ覚悟でコンボ始動する事が多く、一度崩されるとリカバリーが効かないという脆さもあった。インフレ速度が凄まじい9期においては、1枚のカードから切り返しが出来ないのは致命的である。つまり捲り合いには非常に弱い。

このデッキは、従来のシンクロデッキのすべてのギミックが集約されている。型にハマったときの爆発力は凄まじく、シンクロの尖りっぷりが光る。

☆キーカード

『レベルスティーラー』

圧倒的な汎用性を誇るシンクロデッキのキーカード。一度動き出すと止まらないダークシンクロの展開力に貢献。墓地からワラワラと湧いてくる様は、増殖するGよりよっぽどゴキブリ。

『ダーク・グレファー』

今も昔も変わらず使われ続ける、ダークデッキの潤滑油。『終末の騎士』と比べて安定性に若干の難があるが、一度に2枚の闇カードを墓地に叩き込める爆発力は大きい。

『D-HEROディアボリックガイ』

こちらも相変わらずダーク系のシンクロデッキで活躍を続ける。主な素材元先となるレベル8シンクロモンスターに『PSYフレームロードΩ』が登場したため復権。場にゾンビキャリア、墓地にこのカードを用意できれば2枚のPSYフレームロードΩが揃うことになり非常に強力。

『PSYフレームロードΩ』

このデッキをハンデスソリティアデッキに押し上げた存在。非常に強力なコントロール系の疑似ハンデス効果を持ち、複数体並ぶことでその真価を発揮する。また、除外されたカードを墓地に戻す効果もこのデッキと非常に噛み合っている。攻撃力の水準も高い上に効果によって能動的にフィールドを空けることが出来るので、3体以上のシンクロ素材が並びやすいこのデッキにおいては額面以上に高性能。

動画

【十二獣】

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たった1枚のカードから大量展開!?新次元エクシーズで環境を完全支配した9期最後の闇

 9期最後のトップデッキにして最強のカテゴリ。十二獣エクシーズモンスターは十二獣モンスター1体の上に重ねて特殊召喚できるという制約を持つため、1体の十二獣から連続してエクシーズ召喚を重ねることができた。

そのアドバンテージ獲得能力の高さはもはや別次元の領域であり、もはや別ゲームレベルに環境を荒廃させるに至った。

特に『十二獣モルモラット』1枚からの大量展開は圧巻。その安定性の高さから瞬く間に関連デッキが環境を埋め尽くした。特筆すべきはその出張性能。相性の良い別デッキと組み合わせる以外にも、全く関連性のないデッキに一部十二獣カードを組み込むだけでお手軽に『十二獣ドランシア』による制圧布陣が完成したので、ありとあらゆるデッキに出張された。この拡張性の高さも十二獣の特徴であり、強みである。

一度展開されきるとアドバンテージ差を覆すのは容易ではなく、ドランシアによる制圧布陣を突破するために後攻側は『妨げられた壊獣の眠り』などのパワーカードをサイドデッキから投入し、迎撃する戦術が完成した。

デッキの多様性を損なわせ、アドバンテージの概念すら捻じ曲げたその汎用性はEMEmに勝るとも劣らない。急激なインフレにより数多く超パワーデッキが排出された9期の中でも抜きんでており、害悪とさえ呼ばれたカード群である。

☆キーカード

『十二獣モルモラット』

展開の要にして初期十二獣最強のカード。

このカード1枚から複数のエクシーズモンスターを展開することができた。ランク3エクシーズモンスターである『M.X‐セイバー・インヴォーカー』からリクルートが可能であるため、ランク3を用意できるデッキならば、デッキタイプが違うものであっても投入対象になる。召喚権を使わずに1枚からランク3を召喚出来る『SR‐ベイゴマックス』と共に大暴れ。

『十二獣ドランシア』、『十二獣ブルホーン』

十二獣エクシーズモンスター。ブルホーンは獣戦士サーチという汎用性の高い効果で一時はデッキ採用率TOPに輝き、ドランシアは相手ターンにカードを破壊できるという、シンプルながら強力極まりない制圧能力を持つ。これらの強力エクシーズモンスターがカード1枚から出てくるのだから、相手はたまったものではない。9期のインフレの果てのようなモンスターである。現在は両方禁止。

『十二獣の会局』

十二獣の根幹を担う強力カード。十二獣を展開できるばかりか、相手のメタカード処理など出来ることが多すぎた。

10期(2017~)

エクストラモンスターゾーンを設ける新マスタールールが開始。9期のハイパーインフレーションによるデュエルスピード是正が目的。新システム『リンク召喚』が追加。

ペンデュラム召喚は不死性が損なわれ大きく弱体化したが、優秀な新規リンクモンスターが次々と追加されたことで息を吹き返す。シンクロ召喚も連続シンクロが出来なくなったことで大きく力が落ちたが、汎用リンクモンスター『水晶機巧ハリファイバー』の登場によってむしろ全盛期以上の力を獲得しつつある。

まだ環境が終わっていないので評価を下すには早い段階ではあるが、近年稀にみる群雄割拠の様相を呈すところを見るに、エクストラパックにおける汎用リンクモンスターの大量投入は成功であったと考えてもよいだろう。

また、エクシーズと相性が悪いことから採用率が下がっていた『スケープ・ゴート』などのトークン生成カードが一気に汎用カードに化けた。更に、コンボ用としても微妙なマイナーカード扱いされてきた『トーチ・ゴーレム』に至っては一気にパワーカードの仲間入りを果たした。シンクロ黎明期におけるレスキューキャットと同じく、環境の変化によって陽の目を見たといえよう。

きわみのすけ

『ファイアウォール・ドラゴン』のあの性能はいかんでしょ

 

【恐竜真竜竜星】

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パワーと大量展開を両立

もともとエクストラモンスターによる展開に頼ることの少なかった恐竜族が相性の良い『真竜皇』とタッグを組み誕生。真竜皇と恐竜の持つ高いパワーで環境を蹂躙した。更に、アドバンテージの塊であるシンクロモンスター『源竜星-ボウテンコウ』を始めとする竜星要素が加わり、『竜星の九支』などでコントロールしながらワンショットキルを目指す。

高い制圧力、展開力、切り返し力、どれをとっても一級品で非常に人気の高いデッキタイプであった。

☆キーカード

『魂喰いオヴィラプター』、『べビケラザウルス』

優秀なサーチモンスターであるオヴィラプターはコンボ始動に必須のカード。優秀すぎて規制されることになったが。べビケラザウルスを各種真竜カードで破壊し、恐竜族モンスターを大量展開していく。

『真竜皇リストジアムD(ディザスター)』、『ドラゴニックD(ダイアグラム)』

このデッキ最大のキーカード。ディスアドバンテージをアドバンテージへと変換する。ドラゴニックDは当時最強のフィールド魔法として機能。現在は禁止だが制限カード時でも、『ロストワールド』を共に採用することで『テラ・フォーミング』を無理なく採用できたため複数枚積みされているようなものだった。

『源竜星-ボウテンコウ』

チューナーであり、高い守備力、強力なサーチ効果、リクルート効果、墓地肥やし&レベル変動と1枚でなんでもできるアドバンテージの塊。強力なカウンター罠『竜星の九支』を構えられるうえに、破壊されても墓地に送った『光竜星-リフン』を自己蘇生させることで、もう1枚のボウテンコウや『虹光の宣告者』を相手ターンにシンクロできるのが強力。

最強のレベル5シンクロモンスターと言って過言ではない。

『究極電導恐獣(アルティメットコンダクターティラノ)』

安易な特殊召喚条件を持つうえ、制圧力、突破力、攻撃力どれをとっても高水準の恐竜族の切り札。非常に強力なモンスター。

動画

【真竜】

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 『真竜』要素が10期環境初期を席巻

真竜カテゴリ自体は9期最後期から登場してはいたものの、規制により十二獣が完全に死んだ後は環境をリードしたのは『真竜』要素のカード群であった。上で紹介済の『恐竜真竜竜星』は真竜皇との組み合わせだが、純正な真竜はアドバンス召喚主体のデッキである。

その性質上、メインエンジンではエクストラデッキをあまり活用しないためルール改正の影響をさほど受けなかった。更に様々な出張要素と相性が良く、無理なくデッキに組み込める。『WW』などの出張カードとの組み合わせや『命削りの宝札』搭載型など、出来ることが多い。各種『真竜』魔法罠は強力であり、特に切り札である『真竜剣皇マスターP』は1体で完結する最高峰のシステムモンスターである。

☆キーカード

『真竜剣皇マスターP(ピース)』

wikiに「紛れもないパワーカード」と記載されるほどの強力なパワーカード。実際、真竜魔法罠をリリースされて召喚されたマスターPに対しては、壊獣などを握っていないと突破は困難。高攻撃力、破壊耐性、相手ターンにも触れる除去効果と、1枚で完結している超強力モンスター。

『真竜拳士ダイナマイトK(ナックル)』

緩い発動条件で有用な真竜罠を発動できる、デッキの主力。攻撃力も高く、強力な永続罠が多いこのデッキと効果が噛み合っている。

『真竜皇の復活』

真竜モンスターを蘇生させることができるうえ、リリース素材にされると相手モンスターを破壊できる。このデッキにおけるリアニメイト系カードの最高峰。

【SPYRAL(スパイラル)】

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連続エクストラリンクでソリティア 暗黒期必至の最恐リンクデッキ

暗黒期再び。真竜関連の規制によって完全に一強状態となったため、公式大会などでもデッキ使用率ほぼ100%というかつてのEMEmと似たような屈指の独り勝ち状態になってしまった。

エクシーズ召喚やシンクロ召喚などはそこまで行わないものの、コンボ始動から異常な回数の特殊召喚を繰り返しエクストラリンクモンスターを大量に並べ、更に各種『SPYRAL』魔法罠を複数サーチし制圧する。

エクストラリンクモンスターは相互リンクしないと真の力が発揮できないという都合上、ランク4エクシーズモンスターなど単体で完結しているモンスターに比べれば粗があるはずなのだが(そもそも現状のリンクモンスターはパワーがある程度抑えてデザインされている)、相手の行動を阻害するSPYRAL罠がそれを補ってしまっている。更に、デッキの地力が非常に高いのでコンボに頼らずとも十二分に戦うことが出来る。

各種メタカードが刺さりやすいのが欠点とも言えるが…結局のところ、SPIRALに対抗できるのはSPIRALのみとなっている。

☆キーカード

『SPYRAL-ダンディ』

デッキの核、というか主人公。このカードを前提としてSPYRALテーマは成り立っている。とにかく出番が多いというか、デッキの性質上このカードが場に出ないと始まらないので過労死カードである。

『SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス』

戦犯その①

SPYRALのリンクモンスター。このカードの存在がSPIRALを制圧ソリティアデッキにまで押し上げている。逆に言えば、このカードを『浮幽さくら』などで喪うと、展開パターンは大きく制限されることとなる。

『SPYRAL-ジーニアス』

戦犯その②

コナミが(というか海外のTCG会社が)ターン1制限を付け忘れたせいでSPIRALは異常な展開能力を得た。サーチしながら蘇生されるため強力極まりない。『機械複製術』とのコンボで対戦相手を恐怖のドン底に叩き落す。

『トーチ・ゴーレム』

戦犯その③

新規リンクモンスターにより大化けしたお手軽スーパーパワーカード。

最近流行り出したこのカードをぶち込むだけで最恐布陣を完成させることが出来る。

『ファイアウォール・ドラゴン』

リンクモンスターの中でも、抜群のコンボ性とソリティア性を持つ。

【EM魔術師】

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ペンデュラムにシンクロ、エクシーズ、リンク、果ては融合まで!新時代ペンデュラム急先鋒

ルール変更による弱体化でペンデュラムデッキが軒並み沈む中、最も初期の段階から他の一線級デッキと渡り合っていたペンデュラムデッキ。

このデッキの歴史自体はそこそこ古く、ペンデュラムがリリースされた黎明期に開発された最も古株のペンデュラムデッキではあるが、その時代とは別物の戦術・戦略が必要とされる。EMは下地となるアドバンテージ獲得要因で、専らの戦闘は各種魔術師による効果や、『調弦の魔術師』からのランク4エクシーズ・レベル8シンクロモンスター及び融合モンスター『覇王眷龍スターヴ・ヴェノム』展開によるものである。

後半、エクストラパックの新規リンクから『ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム』を獲得し、環境トップを張れる実力を得た。

リンク召喚からのペンデュラム召喚を展開の基盤とし、エクシーズ、シンクロ、融合も行う珍しいデッキである。特に、強力な『覇王眷龍』など、通常のデッキでは出しにくいエクストラモンスターを活用できるのも強み。

『アストログラフ・マジシャン』、『クロノグラフ・マジシャン』の両輪を採用した最新タイプでは、殆どエクシーズ召喚を行わなくなった。戦略そのものは変わらないのだが、展開の要はエレクトラムとハリファイバー。アドバンテージを大きく獲得し、相手ターンに『覇王眷龍クリア・ウイング』を召喚するなど、戦術は大きく変わりつつある。

☆キーカード

『EMペンデュラム・マジシャン』

相変わらずアドバンテージ獲得の鬼。EMの要

『虹彩の魔術師』

割って美味しい系男子。スケール的にも重要。

『調弦の魔術師』

ペンデュラム限定だが、このカード1枚からリンク・エクシーズ・融合・シンクロが出来る攻撃の要。

『ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム』

ペンデュラムデッキにおける最重要リンクモンスター。このカードの登場によって、ペンデュラムデッキはかつての勢いを取り戻したといえる。アドバンテージ獲得の要でもあり、リンクマーカーも右下/左下と実戦的。

『水晶機巧ハリファイバー』

高いコンボ性を誇るリンク時代の必須カード。

【植物リンク】

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植物族で連続リンク、先行1キル

特殊召喚、そしてトークン生成能力に長ける植物族やモンスターで構成されたデッキ。

このデッキ最大の特徴は『トポロジック・ボマー・ドラゴン』と『フェニキシアン・クラスター・アマリリス』のコンボによる先行1ターンキル。墓地に植物族を10枚以上用意する必要があるが1キルルートは明文化されており、しかも動きの途中で『簡易融合』サーチからの『ミレニアムアイズ・サクリファイス』で相手の手札誘発を封殺し押し切るという恐ろしい動きが可能となっている。

☆キーカード

『ローンファイア・ブロッサム』

植物族になら必ず入る必須カード。

『フェニキシアン・クラスター・アマリリス』

先行1キルを成立させる不死性を持つモンスター。

『トポロジック・ボマー・ドラゴン』

先行1キルを成立させるキーモンスター。このモンスターを筆頭に、このデッキではリンク4を容易に展開することが可能である。

『アロマセラフィ-ジャスミン』

植物専用リンクモンスター。墓地肥やしにも一役買う。

『捕食植物オフリス・スコーピオ』『捕食植物ダーリング・コブラ』

展開の要でもあり、『簡易融合』をサーチできるので様々なコンボに繋げることが出来る。

【閃刀機】

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戦闘機蒸着!今流行りの戦う乙女

戦闘姫(せんとうき)は、『戦闘姫-レイ』から展開されるリンクモンスターと『戦闘機』魔法カードで構成される。戦闘機魔法カードは殆どが墓地に魔法カードが特定枚数以上あると追加で効果を発揮できる優秀なものであり、アドバンテージを稼ぎやすい。

ド派手な制圧コンボなどは存在しないが弱点が少ない故に汎用性が高くどのデッキとも丸く戦える、新時代のリンクデッキといえる。

ついでにブヒれる。

☆キーカード

『戦闘姫-レイ』

このデッキにおけるキーカード。

『戦闘機-ホーネットビット』

トークンを生成し、戦闘姫リンクモンスターを召喚できる。ほぼすべてのコンボの起点に出来ることから、最重要クラスの魔法カード。

『戦闘機-エンゲージ』

サーチカードであり、追加効果でドローも出来るという優秀な効果。複数枚積み確定の必須カード。

 

きわみのすけ

きわみのすけからのお願い!10期のデッキ群はあまりくわしくないので、ここに掲載するデッキを是非ともコメントで教えてください!(もちろん、10期以外でも可です)

 

まとめ

遊戯王は壊れカードを作り出しては規制していく、そのサイクルが完全に出来上がってしまっている。コナミとしては、それが売り上げに直結するのであろうが毎度毎度規制されることを前提とした強力カードをデザインするのも少し考えてもらいたいものである。

さて、この記事は随時更新していくので、時期を経たらもう一度覗きに来てもらいたい。また、このデッキが無い、書いてほしい、という要望があればどしどしとコメントに書いてもらいたい。

 

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付属カードも付いてきており、全デュエリスト必読の1冊と言って間違いはあるまい。

きわみのすけ

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オススメ書籍『マスターガイド』シリーズ

 

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19 Comments

名無し

9期にサイフレームΩやクリスタルウィングやトリシューラを高速で並べて暴れまわったせいでスティーラーが禁止になってしまった原因のデッキであるシンクロダークの記載をお願いしたいです!!このデッキもハンデス能力が凄すぎて後攻の相手は何も出来ずワンキルされる事も多かった事から一つの暗黒時代を築いたデッキかもしれません。

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tettunn

『ABC』と『シンクロダーク』を追加しましょう。
ABCは、同時期に十二獣が存在していたためトップデッキとしては存在感が薄かった感はあります。

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tettunn

『ABC』と『シンクロダーク』を追加しました。
他にも、追加してほしいデッキがあれば是非ともコメントをよろしくお願いいたします。

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tettunn

>>ヤフニ―さん
コメントありがとうございます。
そうですね。10期になってリンクとの相性が抜群ということもあってか、今のほうが強いですね。
ファイアウォールが相変わらず悪さをしてますね…トロイメアと相性良すぎ。

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ななし

ライトロード、暗黒界vs代行天使の構図、インフェルニティ、プトレノヴァインフィニティなどもお願いします

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tettunn

>>ななしさん
こめんとありがとうございます
私の身辺が落ち着いたらまた更新したいとも思います
プトレノヴァインフィニティはEMEmの流れに汲まれていると思いますので、カテゴリとしては紹介はしないと思います、セプタースローネギミックはシャドールあたりに取り入れて紹介しても面白いかもしれませんね、

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tettunn

追加しときます。
HEROは非常に息が長いですからね。ドラグニティ、ゼンマイは中堅止まりなイメージですね。テラナイトは世界大会獲ってますし、紹介しないわけにはいかないですねえ。。。

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tettunn

>>774さん
魔轟神は、中堅止まりでしたかねえ…
色んなメタが刺さり過ぎて…
ケルベラル辺りは猫シンクロとかに採用されたりして、細く長く活躍してましたけどね。

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匿名

マジェスペクター・ユニコーンがいません。
またテラナイトの欄にある星因士デネブは星因士アルタイルです。デネブはデッキからサーチするテラナイトです。

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ななし

マジェスペクター・ユニコーンがいません。
またテラナイトの欄にある星因士デネブは星因士アルタイルです。デネブはデッキからサーチするテラナイトです。

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tettunn

ご指摘ありがとうございます。
マジェスペクター・ユニコーンは、禁止カードの記事で紹介したいと思います!コメント、まことにありがとうございました!

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匿名

ペンデュラムとして初の環境デッキだったクリフォートも追加してみてはいかがでしょうか?

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tettunn

はじめまして。
返信遅くなりましたが、追加したいと思っておりますのでお待ちください。

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tettunn

エクストラリンク(リンクマーカーが向き合うリンクモンスター同士がリンクする)によって効果を発動するリンクモンスターのことです。

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